エイズヘルスケア財団が、バイアグラのOTC化に懸念を表明

 エイズヘルスケア財団(AHF:AIDS Healthcare Foundation)は14日、英国ブーツのバイアグラの処方せんなしでの試験販売や、1月に報じられたファイザー社のバイアグラのOTC化の動きについて、HIVを含めた性感染症のリスクを高める可能性があるとして、懸念を表明しています。

Valentine’s Day Viagra Promotion is ‘Rx for Abuse’ Says AIDS Healthcare Foundation(AHF 2007.2.14)
http://www.earthtimes.org/articles/show/news_press_release,60473.shtml

 ED以外の患者にも使われていると指摘、また性欲を起こすが一方で不能になるエクスタシーやメタンフェタミンなどのドラッグと抱き合わせで販売され、こういった使い方をする同性愛の男性の間にHIV感染者が多いと指摘し、副作用の観点からも医師から処方されるべきであるとしています。

Pfizer’s Viagra + Meth = Rx for HIV, Says AIDS Healthcare Foundation in New Ad Campaign(AHF2007.12.12)
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?
ACCT=104&STORY=/www/story/12-11-2006/0004489399&EDATE
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関連情報:TOPICS
   2007.02.13 バイアグラを処方せんなしで試験販売(英国)
   2007.01.13 ファイザー社、バイアグラの欧米でのOTC化を検討
   2006.12.06 ED啓発広告は子供に悪影響を及ぼす(米国小児科学会)

参考:Prescription-free Viagra (Chemistry World 2007.2.14)
     http://www.rsc.org/chemistryworld/News/2007/February/14020701.asp 


2007年02月17日 16:30 投稿

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