7日、ワイス株式会社・武田薬品工業株式会社は共同で、関節リウマチ治療薬「エンブレル(一般名:エタネルセプト)」の市販後全例調査登録終了したと発表しています。
関節リウマチ治療薬「エンブレル」の全例調査登録終了に関するお知らせ
(5月7日ワイス株式会社・武田薬品工業株式会社プレスリリース)
http://www.takeda.co.jp/press/article_22829.html
エンブレルは2005年3月に発売された生物学的製剤で、発売と同時に一定の条件の下、自己注射が認められていますが、プレスリリースによれば、患者さんの56%が自己注射(エンブレル患者手帳に、投与記録と体調の変化を記録。通院時に記録した内容を主治医に見せることが必要。)による治療を行ったとしています。
エンブレルはこの間全例調査(7,091症例。生物学的製剤の全例調査としては世界最大規模)が行われ、84.1%で有効であったと発表しています。また、重篤な副作用の発現率は5.7%で、肺炎、発熱、感染症などが含まれているそうです。
今回の前例調査登録終了により、今後はエンブレルの処方が拡大されることが予想されます。私たちも、この製剤の特性について、理解する必要があります。
関連情報:エンブレル-正しくお使いいただくために-
http://www.enbrel.jp/
TOPICS 2005.04.07 C型肝炎と関節リウマチの治療薬、自己注射が可能に
2007年05月08日 23:00 投稿