16日、中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会が開かれ、向精神薬の処方日数制限を見直すことが提案されています。
第110回中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会(2007年11月16日開催)
資料(WAM NET 11月19日掲載)
これは、精神疾患患者等のうち症状が安定しており、一定期間は症状の安定性が予見できるような患者であっても、向精神薬の処方制限のためにに月2回以上医療機関を受診しなくてはならず、社会復帰を阻害しているという医療現場や学会からの指摘を受けてのもので、緩和ケアに用いる医療用麻薬も含めて、14日分の制限がある成分について、今後処方制限を30日分まで延長することを検討していくとのことです。
なお、この見直しにあわせ、厚労省では医師が長期処方する場合には、既に処方されている当該薬剤の残薬と、重複処方の有無について、患者に確認することを義務付けることも提案しました
参考:Japan Medicine 、日刊薬業ヘッドラインニュース 11月19日
2007年11月19日 22:00 投稿