スイッチOTCの認知度

 マーケティングリサーチ事業等を行う“ヤフー・バリュー・インサイト”(http://www.yahoo-vi.co.jp/) は16日、「スイッチOTC薬」に関する自主調査の結果を発表しています。

ヤフー・バリュー・インサイト 「スイッチOTC薬」に関する自主調査を実施
   (ヤフー・バリュー・インサイト プレスリリース1月16日)
  http://www.yahoo-vi.co.jp/news/pr/00193.html
  http://www.yahoo-vi.co.jp/news/report/common/pdf/080116.pdf
   (リンク切れ)          

  この調査は「スイッチOTC薬」の認知や利用経験、今後の利用意向、市販水虫薬に対する期待などの把握を目的に行われたインターネット調査で、全国の30~59歳男女600名のデータを分析しています。

 調査対象者の偏りが気になるところですが、成分ごとに認知度と利用経験を調査している点で興味ある結果となっています。

 調査結果によれば、スイッチOTC薬に含まれる成分の認知・利用経験(選択肢として成分名を示していますが、最近スイッチされた成分は含まれていないようです)で最も高かったのが、インドメタシン(65.8%が認知、34.5%が利用経験あり)で、以下イブプロフェン、塩化リゾチームが続いています。一方、28%の人は成分名を「わからない」「あてはまるものはない」として認知しておらず、また53.2%の人が利用したことがないと答えています。

 また、スイッチOTC薬の利用にあたって自由記述で意見をも求めたところ、「効き目」への期待に加えて、病院に行かずにすむなど「手間が省ける」ことに期待する声が多くみられた一方、「効能・内容がよく分からない」という不安な声も多くあげられたとのことです。

 やはりメディアによる宣伝だけではなく、店頭での対面によるきめ細かい情報提供の必要性がうかがえます。


2008年01月16日 23:00 投稿

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