1割を超える強壮用健康食品に医薬品成分が含有

 厚労省は26日、健康食品及び最近乱用が問題となっている違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)を対象として実施した買上調査の結果を発表しました。

平成19年度無承認無許可医薬品等買上調査の結果について(厚労省8月26日)
   http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/08/h0826-1.html

 調査は昨年9月から今年3月にかけて都道府県に委託する形で実施し、買い上げた266製品について、国立医薬品食品衛生研究所において医薬品成分の分析が行われました。

 その結果、ダイエット用の健康食品71製品については医薬品成分が検出されなかたったものの、強壮用健康食品156製品中20製品からシルデナフィルなどの医薬品成分が検出されたほか、違法ドラッグ39製品中1製品から幻覚作用のあるトリプタミン系成分のN,N−ジプロピルトリプタミン(DPT)が検出されたそうです。

 こういった事例は米FDAや英MHRA、カナダHealth Canadaでもしばしば報告されており、なかなか後を絶たないようです。

参考:47NEWS 8月26日
   http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082601000780.html


2008年08月27日 00:24 投稿

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