17日、全国薬害被害者団体連絡協議会・薬害オンブズパースン会議など薬系の団体と、全国消費者団体連絡会、特定非営利活動法人日本消費者連盟など消費者団体は連名で、一般用医薬品のインターネット販売の規制を求める要望書を舛添厚労相と甘利明行政改革担当相に手渡しました。
一般用医薬品のインターネット販売の規制を求める要望書(厚生労働省)
一般用医薬品のインターネット販売の規制を求める要望書(総務省)
(薬害オンブズパースン会議ウェブサイト)
要望書では、「消費者の求める「利便性」は、あくまで「安全性」を前提にしたもので、現在も、スティーブンス・ジョンソン症候群など一般用医薬品による重篤な被害が発生している。検討会や立法府において膨大な議論を積み重ねて制定した「改正薬事法」の基本的理念に基づき、一般用医薬品のインターネット販売原則禁止を貫いてもらいたい。」などとした理由を述べています。
関連情報:TOPICS
2008.11.17 薬害根絶フォーラムが開かれる
2008.11.13 規制改革会議、医薬品のネット販売についての見解を公表
参考:一般用医薬品のインターネット販売の規制を求める要望書提出
(薬害オンブズパースン会議 11月17日)
http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=624
47NEWS 11月17日(共同通信配信)
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008111701000730.html
2008年11月18日 00:22 投稿
2日、東京都内で「なぜ薬は対面販売されるのか―ネットで安全は買えるのか」をテーマに緊急フォーラムが行われています。
医療介護CBニュース12月3日(一定期間を過ぎるとログインが必要です)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19468.html
記事を見る限りでは、「何が何でも反対」というのではなく、問題点を時間をかけて整理し、改めて議論をすることについては、異論はなかったようです。
上記記事にもあるように、楽天などに出店しているところの一部には、薬局向けの情報(解説書)をそのままスキャナしてページに貼り付けているような悪質なサイト(楽天市場内にある、シガノンを販売するサイト→外部リンク 削除されたらすみません)も存在しています。私も、規制緩和する・しないに係わらず、まずきちんと現状を把握し、問題点を議論することが必要だと思うのですが。
楽天さんにとっては、出店者に場所代をもらって、たくさん売ってもらえさえすればいいんでしょうが、いつまでこういったことは放置するんですか?
11日、この要望書を今度は野田聖子消費者行政推進担当相に提出しています。
薬害・消費者団体、販売規制緩和を厳しく批判‐野田消費者行政担当相に要望
(薬事日報 HEADLINE NEWS 12月15日)
http://www.yakuji.co.jp/entry8734.html