大手スーパーのダイエーは22日、グループの39店舗で2006年3月から今月14日までに計106品目、1121個の医薬品を販売していたと発表しました。
一部店舗における医薬品の誤販売について(株式会社ダイエー ニュースリリース12月22日)
http://www.daiei.co.jp/corporate/pdf/release/2008/081222iyakuhinowabitoosirase1.pdf
各紙によれば、該当店舗が許可を取っていると思い込んで発注したり、各店舗に対して本部が商品を納入する際の手違いなどが原因としていますが、ちょっと考えられないことです。
販売されてしまった医薬品は以下の通りです。
医薬品の誤販売 該当店舗一覧
http://www.daiei.co.jp/oshirase1222/tenpo.pdf
大半は、医薬品のドリンク剤や傷薬、消毒薬、妊娠検査薬などで、思うに「新ビオフェルミン」などの新医薬部外品が通常販売されていて、他のくすりも販売できると思い込んで店頭に並べたものと思われますが、大阪府の一店舗で「日局メフェナム酸_20カプセル」というのがありました。医療用医薬品の一般向けの包装品を販売したと思われ、よく薬剤師不在で販売できたものだと思います。
2006年3月以前については調べていないそうなので、以前から常態的に医薬品を販売していた可能性もあります。あまりにも医薬品の取り扱いについて無頓着としか言いようがありません。
新薬事法施行前に、とんでもない店舗での医薬品販売の実態が明らかになってしまいました。ネット販売業者からたたかれるかもしれませんね。
参考:47NEWS 12月22日(共同通信配信)
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122201000732.html
朝日新聞12月22日
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200812220268.html
2008年12月23日 21:45 投稿