抗肥満薬オルリスタットと肝障害

 米FDAは24日,抗肥満薬オルリスタットに関する早期伝達(Early Communication)を発表しました。

FDA Issues Early Communication about Ongoing Safety Review of Weight Loss Drug Orlistat(FDA News Release 2009.8.24)
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm180057.htm

Early Communication about an Ongoing Safety Review Orlistat (marketed as Alli and Xenical)(FDA 2009.8.24)
http://www.fda.gov/Drugs/DrugSafety/PostmarketDrugSafetyInformationforPatientsandProviders/
DrugSafetyInformationforHeathcareProfessionals/ucm179166.htm

 オルリスタットは,Xenical(処方せん医薬品),Alli(OTC)という名前で世界約100か国で承認されている抗肥満薬ですが,FDAでは1999年から2008年の間にオルリスタットを服用者から肝不全6例を含む32例の重篤な肝障害の報告(うち入院27例,米国外の報告30例)があったとしています。

 FDAでは関連性について現在精査中として,服用中の人は使用を継続するよう呼びかけています。

関連情報:TOPICS
  2009.01.22 OTC抗肥満薬を欧州委員会が承認
  2009.01.14 大正製薬、抗肥満薬オルリスタットの開発・販売権を取得
  2007.02.08 OTC肥満症治療薬が米国でも承認


2009年08月25日 11:25 投稿

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