GSK社は、7月5日から、「しきゅうのお知らせ」というキーワードで、「子宮頸がんは検診と予防ワクチンの接種で予防ができる」というメッセージの啓発CMを開始しています。
グラクソ・スミスクライン、子宮頸がん予防について~テレビや新聞等を通じた啓発活動を開始
(グラクソ・スミスクライン社プレスリリース 2010年7月1日)
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2010_07/P1000638.html
動画は、下記ページから見ることができます。
しきゅうのお知らせひろば
http://www.allwomen.jp/hiroba/index.html
あまりテレビを見ない私でも何度も目にしたので、かなりオンエア回数も多いと思います。
CMということで、限られた時間でいかに印象をもってもらえるかということでは、うまくできている(耳に残る)と思いましたが、子宮頸がん予防の2本柱のうちの一つである検診の重要性については不十分のように思いました。最後のナレーションによるメーッセージだけではなく、もっと文字でも訴えた方がよいのではないかと思いました。
メーカーの医薬品直接広告(日本では禁止ですが、今回は限りなくそれに近いですね)と思えば、仕方ないのかもしれませんが、子宮頸がんの予防(ワクチン接種の勧奨と検診)ということを考えるのなら、メーカー単独ではなく産婦人科関連の学会や厚労省などと共同で啓発広告を打った方がよいと思いました。
このCMだと、ワクチンさえすれば安心とらえる人もいるのではないでしょうか?
関連動画:
GardasilHK(香港、こちらはガーダジルです)
http://www.youtube.com/user/GardasilHK
子宮頸癌防治-安全篇(台湾、当局の啓発CM?)
http://www.youtube.com/watch?v=UymHLuS8IJ4
Cervical Cancer and HPV~Multimedia Center(英国NHS)
http://www.fightcervicalcancer.org.uk/more-information/multimedia.aspx
2010年07月08日 01:34 投稿