グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)は16日、サンリオの人気キャラクター、ハローキティを使った子宮頸がん啓発サイトを開設しています。
すべての女の子のための子宮頸がん情報サイト
「ハローキティのMirai Happy Project」オープン
~「未来」のあなたと大切な人の「笑顔」のために~
(グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース2010年8月17日)
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2010_07/P1000645.html
GSK社では、すでに成人向けの子宮頸がん情報サイト「allwomen.jp」(http://allwomen.jp/)を通じて、子宮頸がんに関する情報を提供していますが、このサイトはずばりより低年齢向けの内容となっており、サイトでは下記ブログパーツをあなたのブログ張って、お友達に教えようとも呼びかけています。(下記画像をクリックするとリンク先へ誘導されます)
子宮頸がん予防ワクチンの接種が広がっている現状を考えれば、こういった啓発方法もあるとは思いますが、個人的にはキャラクターを使った啓発方法には若干の疑問があります。海外でもこういった形での、低年齢向け啓発があるのでしょうか?
年頃の娘を持つ親や、養護教員はますます、きちんと正しい情報を持つことが必要となるでしょうね。
「ハローキティのMirai Happy Project」
http://allwomen.jp/kitty
関連情報:TOPICS
2010.08.11 子宮頸がん予防ワクチンに関する啓発CMを作成(山梨県)
2010.08.07 子宮頸がん予防ワクチンによる有害反応の情報開示が必要
2010.07.21 子宮頸がん予防ワクチン、公費助成は必要だが
2010.07.08 子宮頸がん予防啓発CM「しきゅうのおしらせ」
2010.07.08 HPV、Hibなどのワクチン「ファクトシート」
2010年08月17日 00:05 投稿
記事を引用したブログ記事です。毎日新聞の記者さんのブログ?
小学生と感染症 やりすぎプロモーション
(感染症診療の原則 8月24日)
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/62a941f0a3b9416eb80e8633c0bdcad5
>漢字と平仮名の使い分け文章を読むとわかりますが、
>小学生ターゲットですね。
>諸外国では、思春期に情報提供し、一緒に考え、決定を支えよう
>という形での啓発はありますが、キャラクターを使って関心をひき、
>こどもどうしでお知らせしようなんてことはしていません。
>研究には倫理委員会があり、研究対象・情報訴求対象の判断力
>ふくめ検討されます。販売促進情報には倫理や保護の観念はな
>いんでしょうかね・・・。
WEBをよく調べたところ、キティを子宮頸がんの啓発に利用することは、春頃から行われているみたいですね。
思春期の女子や成人女性への啓発イベントで利用するのはまだしも、このブログの指摘の通り、私も低年齢に対してキャラクターを使って関心を引かせるという手法には疑問に感じますね。
テレビを見ていると、最近さまざまな疾病啓発広告を目にしますが、啓発なら何でもOKになっている風潮に不安を感じざるを得ません。