30日に第2回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会が開催されています。報道がほとんどないので、様子についてはわかりませんが、今回は薬害被害者(資料A、資料B)と教育関係者(資料C、資料D)によるヒアリングが行われ、スライドがアップされています。
第2回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(2010年8月30日開催)
厚労省資料(9月3日掲載) 議事録(9月14日掲載)
また、関連資料として「医薬品の市販までの流れ」「医薬品にかかわる人々・組織」や薬害の概要をまとめたものも配布されています。(→資料2:関連資料(PDF:1170KB))
また、薬学を学ぶことのコンセプトとして、第1回の議論のポイントも資料として配布されています。(→資料1:前回の議論のポイント(PDF:126KB))
第1回の議事録(→リンク)と合わせてみると、8ページの副読本を作成しても、実際に現場で活用されるかどうか(学校保健会で作成した「学校保健会が薬の正しい使い方」が活用されていない・行き渡っていない)の不安や、どのような教科でどうのような観点で教えるべきかなどといった課題が指摘されたほか、現場での活用に当たっては、
- 現場での活用を想定し、教える側にも分かりやすい教材や指導方法の例などを付け加えたものが必要ではないか。
- 授業の中に必ず組み込んで教えるという仕組みでなくては、なかなか学校の取組は進んでいかない。せっかく作った教材が現場で生かされないということがないように、厚生労働省、文部科学省、地方自治体の教育委員会との連携や現場の先生方とのタイアップを考えることが必要ではないか。
- PDF化して携帯デバイスで見られるようにするとか、ネットとリンクさせて被害当事者の映像を見られるようにするといった、実際の現場での使い方を考える必要があるのではないか。
といった意見が示されています。
資料:文部科学省への要望書・第11回薬害根絶デー
(2010年8月24日 全国薬害被害者団体連絡協議会)
http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/monbusyou/monbu-youbou2010-8.pdf
関連情報:TOPICS 2010.07.26 第1回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会
9月14日 リンク追加
2010年09月03日 18:50 投稿