TOPICS 2010.09.13 で紹介しました、ポルトガルのリスボンで開催された国際薬剤師・薬学連合(FIP:International Pharmaceutical Federation)の年会ですが、PJ誌が別刷で22ページの特集記事を組んでいます。(今のところオープンアクセス、一定期間を過ぎるとログインが必要になります)
2010 FIP congress:
from molecule to medicine to maximising outcomes
(The Pharmaceutical Journal 2010;285:524)
http://www.pjonline.com/news/pj20101106_2010_fip_congress
特集記事→(PDF:1.6MB)
特集記事では、各セッションなどの分科会ごとの話題が紹介されていて、世界的な薬学の現在のテーマを垣間見ることができます。
日本による発表としては、旭川医大の Toshikazu tasaki 氏の不必要な抗ウイルス剤の使用(unnecessary use of antivirals)が取上げられています。
この他には、「地域薬局における新しい取組み」「オリジナル包装(箱出し調剤?欧州方式) vs バラ包装調剤(米国方式)」「Basel Statement への各国の対応状況」「偽造医薬品」「患者ケアにおけるITの活用」などの記事が目をひきました。
おそらく、薬剤師向けの雑誌でも今回の年会の紹介が出てくると思いますが、参加人数が限られているとはいえ、日薬ももう少し内容の紹介をしてもらいたかったですね。
なお、FIPの様子を伝える記事としては、FIPのウェブサイトに掲載されている、年会に合わせて行われた、世界8か国(豪州・フランス・ドイツ・イタリア・ポルトガル・トルコ英国・米国)の薬剤師への意識調査の記事などもあります。(WEBニュースでも取上げられていました)
FIP and Pfizer Launch Joint Survey at the FIP Congress LIsbon
(FIP 2010.08.30)
http://www.fip.org/www/index.php?page=latest_news&news=newsitem&newsitem=93
関連情報:TOPICS
2010.09.13 2020 Vision(FIP)
2008.10.25 病院薬局業務のあるべき姿(FIP)
2010.10.15 コードネーム Pangea III(国際刑事警察機構)(Update)
2009.11.20 コードネーム Pangea II(国際刑事警察機構)
2010年11月08日 00:35 投稿