24日開催の厚生労働省の薬食審医薬品第一部会で、新規アルツハイマー病治療薬2剤など5成分が審議され、了承されたそうです。
薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会 資料
(日刊薬業行政資料 11月24日)
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226501298733
了承されたのは、第一三共社のメマリー錠(成分名:メマンチン塩酸塩)とヤンセンファーマ社のレミニール錠・OD錠(細分名:ガランタミン臭化水素酸塩)で、効能・効果ははメマリー錠が「中等度及び高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」、レミニール錠・OD錠は「軽度及び中等度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」だそうです。
このうちメマリー錠は、アリセプトと異なる作用機序(NMDA受容体拮抗薬)を持つため、アリセプトとの併用も可能だそうです。
この他に新規成分として承認して差し支えないとされたのは、帝人ファーマ社のフェブリク錠(成分名:ブフェキソスタット、効能・効果:痛風:抗尿酸血症)、日本ベーリンガーインゲルハイム社のプラザキサカプセル(成分名:ダビガトラン、効能・効果:非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中、全身性塞栓症の発生抑制)、協和発酵キリン社のロミプレート皮下注(成分名:ロミプロスチム、効能・効果:慢性特発性血小板減少性紫斑病)の3成分です。
これらは、このあと開催される薬事分科会で承認されれば、来春にも発売になると思います。
参考:
ミクスOnline 11月25日
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/39973/Default.aspx
CBニュース 11月24日
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/31037.html
11月24日 23:30更新 25日9:20リンク追加
2010年11月24日 22:19 投稿