日本薬学会のウェブサイトがこのほどリニューアルされています。
社団法人 日本薬学会 http://www.pharm.or.jp/
今回のリニューアルについて松木則夫会頭は、「学会は自分たちの学術だけを考えていれば良いという自己満足的な考え方があり、社会貢献や情報発信は二の次とされていました。しかし、それでは良くないと考えています。健康は誰にとっても宝ですが、それを支えている薬学についてはあまり国民に知られていません。このHPが、薬学の役割について社会的認知を得るための窓口となればと思っています」(インタビューより引用)と述べ、信頼できる科学情報の発信やエビデンスに基づいた医療政策の提言など、今後コンテンツを充実させるとともに、薬学の社会的役割を、できるだけ多くのみなさんに知ってもらいたいとしています。
今回、薬学会では情報発信を充実することになったわけですが、この背景には子どもの理科離れや基礎研究の軽視などの他、やはり6年制に伴う薬学部離れもあるのではないかと考えます。
まだ、工事中のところもありますが、以前のものと比べわかりやすく・見やすくなっており、今後のサイトの充実が期待されます。
6日に行われた記者会見では、OTC医薬品ヘのスイッチ候補の選定理由などについても、今後国民に情報発信を行うとしています。
関連情報:TOPICS
2010.06.08 厚労省、スイッチ候補19成分を公表
2009.04.28 厚労省、スイッチ候補18成分を公表
参考:RISFAX HEADLINE 12月7日
日刊薬業WEBフリーサイト(12月6日)
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/rinsho/article/1226555032571.html?pageKind=outline
2010年12月07日 09:45 投稿