ドイツ環境庁（Germany’s Federal Environment Agency (UBA)）は10日、塩素由来の生成物が喘息リスクとなる可能性があるとして、アレルギーの家族歴のある2歳未満の乳幼児は、屋内プールの利用を控えるよう呼びかけています。
Babyschwimmen: Asthmagefahr durch Desinfektion mit Chlor?
（UBA Presse-Information 2011.1.10 ドイツ語）
http://www.umweltbundesamt.de/uba-info-presse/2011/pd11-001_babyschwimmen_asthmagefahr_durch_desinfektion_mit_chlor.htm
Baby swimming: Possible risk of asthma caused by chlorine disinfection?
（UBA Press Release 2011.1.10 英語）
http://www.umweltbundesamt.de/uba-info-presse-e/2011/pe11-001_baby_swimming_possible_risk_of_asthma_caused_by_chlorine_disinfection.htm
UBAやドイツ保健省では、現時点では関連性が断定されていないものの、屋内プールの利用者による排泄物（尿素（尿）や汗、皮膚細胞、化粧品その他有機物質）と消毒で使用される塩素が反応して生じるトリクロラミン（三塩化窒素）が、肺組織に影響が与える可能性があるとして、屋内プールにおける「十分な換気」や「プールに入る前にシャワーで十分体を洗い流す」ことを呼びかけるとともに、アレルギーの家族歴のある2歳未満の乳幼児の室内プールの利用は控えた方（影響が大きいから）がよいとしています。
4年半前の論文などが根拠となったようです。日本でも検証が必要かもしれません。（英語の記事や日本語の記事が出たら更新予定）
関連情報：TOPICS 2006.07.18 屋内プールの利用と小児喘息リスク（旧サイト）
2月13日 英語版にリンク
参考：
German asthma warning for swimming babies
（AFP 2011.1.10）
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jjo2dxFv9Qs8I80GAZcRsVYhukXA?docId=CNG.8ce3a15f9d99ca997a190449c8ee77b2.271
German Environment Agency to investigate link between childhood exposure to trichloramine and asthma
（Chemical Watch 2011.1.10）
http://chemicalwatch.com/6295/german-environment-agency-to-investigate-link-between-childhood-exposure-to-trichloramine-and-asthma
2011年01月11日 13:55 投稿
