重篤副作用疾患別対応マニュアル 新たに12疾患が公表へ

 16日、厚労省の第7回重篤副作用総合対策検討会が開催され、新たにまとめられた12疾患の「重篤副作用疾患別対応マニュアル案」について審議が行われ、おおむね了承されたそうです。

今回、追加することになったのは、次の12疾患です。

  1. 急性腎盂腎炎
  2. 腎性尿崩症
  3. 腫瘍崩壊症候群
  4. 無菌性髄膜炎
  5. 急性散在性脳脊髄炎
  6. 小児の急性脳症
  7. 低血糖
  8. 特発性大腿骨頭壊死
  9. 出血性膀胱炎
  10. 卵巣過剰刺激症候群
  11. 角膜混濁
  12. 薬剤性味覚障害

 これで、2005年度から行われていた「重篤副作用疾患別対応マニュアル」の作成はほぼ終了となり、新しい知見や新たにマニュアルに追記すべき内容が生じた場合に改訂という手順が踏まれるようです。

 下記ページにこれらの12のマニュアル案が掲載されています。正式版が掲載されましたら、本サイト“重篤副作用疾患別対応マニュアル”のページよりリンクを張る予定です。

第7回重篤副作用総合対策検討会(2011年2月16日開催)
 厚労省資料(3月2日掲載) WAMNET資料 日刊薬業行政資料1/日刊薬業行政資料2

 なおこのうちの「急性腎盂腎炎」のマニュアルは、「免疫機能を低下させる医薬品で起きる副作用事例は、急性腎盂腎炎だけでいいのか」など、細菌感染が原因の副作用がほかにもあるとして関係学会と調整した上で公開されるようです。

関連情報:重篤副作用疾患別対応マニュアル〜患者向け医薬品情報(Keywords)

参考:
【重篤副作用疾患別対応マニュアル】12種類を追加‐合計75種類で事業は完了
(薬事日報 HEADLINE NEWS 2月18日)
http://www.yakuji.co.jp/entry22036.html

医療介護CBニュース2月16日
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/32530.html
厚労省検討会  重篤副作用マニュアル案12種類おおむね了承
(日刊薬業WEBフリーサイト 2月17日)
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226555428794.html?pageKind=outline

2月18日 0:20更新 3月2日15:30更新


2011年02月17日 22:59 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    きれいなファイルの厚労省の資料が掲載されたので、元記事よりリンクを張りました

    Keywordsのページも更新しました
     →重篤副作用疾患別対応マニュアル〜患者向け医薬品情報(Keywords)