2日開催の中医協総会で、3月11日収載予定の新薬13成分31品目の薬価が提示され、了承されています。
第188回中央社会保険医療協議会 総会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000136yg.html
新医薬品一覧表(平成23年3月11日収載予定)(資料 総-1-1)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000136yg-att/2r9852000001372i.pdf
今回収載に関して、あえて記事にしたのは、アルツハイマー治療薬のメマリー錠やレミニール錠の他、痛風治療薬のフェブリク錠、血液凝固阻止剤のプラザキサカプセル、糖尿病治療薬の合剤ソニアス配合錠など、使用される機会が多い医薬品が収載されるからです。(発売日は、卸・メーカー等で確認して下さい)
このうちフェブリク錠とプラザキサカプセルは新薬扱いとなり、そこそこの薬価がついた他、メマリー錠やレミニール錠の高薬価は、アイテムごとに在庫する必要がある(適宜増量や、高齢者などで減量)となると、正直ちょっと気が重いです。
なおこのうちの、ソニアス配合錠LD(ピオグリタゾン15mg+グリメピリド1mg)とソニアス配合錠HD(ピオグリタゾン30mg+グリメピリド3mg)については、14日制限のルールから除外され、発売されれば即長期処方が可能となります。
平成23年3月薬価収載予定の新薬のうち14日ルールの制限を外すもの(案)(資料 総-1-2)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000136yg-att/2r9852000001375s.pdf
関連情報:TOPICS
2010.12.25 認知症治療薬・緊急避妊薬などが来春発売へ
2010.11.24 新規アルツハイマー病治療薬2剤が第一部会を通過(Update)
参考:医療介護CBニュース 3月2日
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/32792.html
2011年03月02日 22:02 投稿
3日のRISFAXのHEADLINEによれば、中医協委員の日薬三浦常務理事はレミニール錠の普通錠とOD錠の同時収載について在庫増が「不安」と指摘したとのこと。
はじめ普通錠を出して、後で(後発品対策で)OD錠を出すということよりいいかもしれませんが、使用方法を考えると全規格の在庫で、負担は少なくありませんね。