TOPICS 2011.02.01で、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)が、継続的なモニタリングが必要な77の成分と12の薬効群を公表したことを紹介しましたが、13日、このリストを見直したことを明らかにしています。(前のリストもよかったんだけど。リンクを消してしまうこともないのに)
Les médicaments sous surveillance renforcée : évolution de la rubrique en ligne – Communiquéa
(Afssaps 2011.10.13)(→Google 翻訳)
http://www.afssaps.fr/Infos-de-securite/Communiques-Points-presse/Les-medicaments-sous-surveillance-renforcee-evolution-de-la-rubrique-en-ligne-Communique
Les médicaments sous surveillance renforcée Evolution depuis janvier 2011 – Point d’information
(変更点 Afssaps 2011.10.13)(→Google 翻訳)
http://www.afssaps.fr/Infos-de-securite/Points-d-information/Les-medicaments-sous-surveillance-renforcee-Evolution-depuis-janvier-2011-Point-d-information
リストは下記の3分類に再分類された他、12の抗精神薬は特定のモニタリング計画に、またワクチンは別の独立したセクション(→リンク)に移されています。
市場から撤退または回収(予定)、一時停止されているもの (→Google翻訳) |
ピオグリタゾン、メプロバメート、ケトコナゾール(内服、一部限定使用可)など |
---|---|
監視強化が必要なもの (副作用の報告がありリスクベネフィットの再評価が行われているもの) (→Google翻訳) |
ドパミンアゴニスト、イソトレチノイン、ケトプロフェン(ゲル)、ランタス、ミノサイクリン、タクロリムス、オルリスタット、リネゾリドなど30医薬品 |
リスク管理計画(RMP)の対象の医薬品 (新薬、新しい投与経路の薬剤など、情報が不十分なもの) (→Google翻訳) |
チャンピックス、エクセナチド、サーバリックス、プラダキサなど |
監視強化が必要なものについては、それぞれ成分情報にリンクが張られていて、リスク・ベネフィットの再検討が行われているものについては、どのような検討が行われているか、具体的な理由などが記されています。
ALLI(オルリスタット)(→Google翻訳)
http://www.afssaps.fr/Activites/Surveillance-des-medicaments/Medicaments-sous-surveillance-renforcee2/Medicaments-sous-surveillance-renforcee/ALLI
一方、市場から撤退されたリストについても、それぞれの成分情報にリンクが張られていて、撤退までの経過がまとめられています。例えば、アクトスでは委員会の動画などもアップされています。
ACTOS(→Google翻訳)
http://www.afssaps.fr/Activites/Surveillance-des-medicaments/Medicaments-retires-du-marche/Medicaments-suspendus-retires-du-marche-ou-en-cours-d-arret-depuis-janvier-2011/ACTOS
日本でも、PMDAが最近「医薬品に関する評価中のリスク等の情報について」というページ(→リンク)を新設して、近く添付文書の改訂が予定されている医薬品の情報やアクトスなど評価を始めた医薬品の情報の掲載を始めていますが、Affsaps のような対処の経過もよくわかる医薬品情報の掲載の仕方も必要だと思います。(特にアクトスやイレッサ、最近だとプラザキサですね)
関連情報:TOPICS
2011.02.01 監視が必要な医薬品リスト(フランス)
2011.07.15 厚労省、評価中のリスク等の情報提供を開始
2011.04.12 ドパミン作用薬を服用中の患者さんへ(仏・リーフレット)
2011年10月14日 01:42 投稿