この春、対面販売が義務づけられる一部の一般用医薬品や医療用医薬品などをネット上で販売したとして、薬事法違反容疑で書類送検されていた「三牧ファミリー薬局」の話題ですが(TOPICS 2011.05.31)、大阪区検が27日に略式起訴、大阪簡裁が略式命令をしています。罰金わずか20万円だったそうです。
薬、ネット販売で書類送検 薬局社長らに罰金20万円命令 大阪
(産経新聞12月27日)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111228/osk11122802080000-n1.htm
なお同薬局では、第一・第二類、そして医療用医薬品の購入希望者はシンガポールに立ち上げた会社からの個人輸入での購入へ誘導しています。
医薬品のネット販売について(三牧ファミリー薬局)
https://www.mimaki-family.com/special/koseidaizin/index_b.html
医薬品の個人輸入代行
三牧ファミリー薬局SG
http://sg.mimaki-family.com/
ケンコーコムSGと異なるのは、医療用医薬品を取り扱っている点で、しかも現地調達の現地品ではなく、日本の製品がラインナップされている点です。
これらは処方せん医薬品ではないので、販売が可能なのだと思いすが、ジェネリック品を含め一度海外に持ち出ているということになります。
買う方にとっては、現地調達の偽物をつかまされることはないし、日本語の添付文書がついているので安心でしょうけど。
関連情報:TOPICS 2011.05.31 大阪府警、三牧ファミリー薬局の社長と運営会社を書類送検
2011年12月28日 10:07 投稿
対面販売も所詮、省庁の既得権益護持のレトリックでしかない。全て対面販売が不必要とは言わないがそれはそれで必要だろう。それぞれの売手側で例えば差別化の為とかで、決めればいいわけであって。また対面販売と言いながら、売り逃げの面が多いのではなかろうか?購入した薬をいざ相談しようとすると、肝心な時には体制がなってない。例えば、メーカーの消費者相談なんかは平日はだいたい9~17時、土日祝日は無し。代わりがあるかと言えば、ドラッグストア協会をはじめ各協会では毛頭そんなもんは無いし、もちろん店舗側の本部でもしてないし。医療サービスの一環として24時間365日のサービス体制が必要で、そこまで万事体制をしてからこそ立派な対面販売の起承転結が図られるのではないか!