TOPICS 2011.10.06 2011.12.22で紹介した東京都認知症ケアパス部会ですが、7日に2月16日に開催された第6回会合の資料が公開され、第6回会合では報告書(案)が示されています。
第1回 | 2011年 9月13日開催 | 資料 | 主な意見 | 議事録 |
第2回 | 2011年10月31日開催 | 資料 | 主な意見 | 議事録 |
第3回 | 2011年11月30日開催 | 資料 | 主な意見 | 議事録 |
第4回 | 2011年12月13日開催 | 資料 | 議事録 | |
第5回 | 2012年1月26日開催 | 資料 | ||
第6回 | 2012年2月16日開催 | 資料 |
認知症の人と家族を支えるための情報共有の仕組みづくりに向けて
東京都認知症対策推進会議 認知症ケアパス部会報告書(仮称)(案)
(第6回資料1)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/
ninchishou_navi/torikumi/kaigi/carepass6/files/23carepass6_shiryou1.pdf
副題の通り、報告書(案)では認知症の患者さんに関わる情報共有のあり方に力点がおかれているのが特徴で、私たちとも関連が深い情報共有ツールについては、本人が認知症と認めない場合もあることから「専門的情報の共有」=お手紙方式、「生活を支える基礎的情報の共有」=ファイル方式の二つの目標の実現が重要だとしています。
また、これらの両方の方式を同時に実現することはなかなか難しいとして、ますいずれかひとつの方式を導入し、情報共有の仕組みづくりを始めることが必要だとしています。(薬局としては後者からの導入の方がよい)
一方、情報共有のツールについては各地域での取り組みの基本的方向性の統一に留め、(都内)共通のものとする文言は削除されています。
なお、第3回、第4回の議事録もあわせて掲載されています。相変わらず、薬局や薬剤師の文言はほとんど出てきませんが、第4回(→議事録)の前半の方で、部会長からこんな発言がありました。
「つい最近来られた家族は、病院でもらったり、薬局でもらったりした薬剤情報提供書等を全部持っていらっしゃる。それはもう1センチどころではなく、2センチくらい厚くて角がもうとれているくらいずっと持っていらっしゃる。見てみると同じ内容の薬剤情報提供書が何十枚にも重なっている。・・・・・・・」
症状が安定している場合、確かに薬の変更がない場合もありますね。ファイル方式の情報の共有(活用)で、こういった無駄がなくなるようにすることも将来検討する必要がありそうです。
年度内に最終的な報告書がまとめられると思いますので、掲載されましたら紹介したいと思います。
関連情報:TOPICS
2011.11.06 認知症連携パスと地域薬局
2011.12.21 医療計画の作成指針
2011.12.26 東京都認知症ケアパス部会
2012年03月12日 15:04 投稿
22日に報告書が公表されています。
認知症の人と家族を支えるための情報共有の仕組みづくりに向けて
-東京都認知症対策推進会議 認知症ケアパス部会報告書-
を取りまとめました
(東京都福祉保健局プレスリリース 2012年3月22日)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2012/03/40m3m100.htm
・概要版(PDF:132KB)
・報告書(本文)(PDF:1.8MB)
・報告書(参考資料)(PDF:4.3MB)