ドラッグストアに縁がない私にとっては、こういった商品が1年以上前に発売されていることは全く知りませんでしたが、ググったところ販売戦略については賛否があるようです。(既にご存じの方がいたらスルーして下さい)
この商品は、資生堂薬品が販売している「IHADA」というOTC医薬品で、ブランドサイトを見ると私には化粧品のサイトとしか見えません。
「IHADA」
http://medical.shiseido.co.jp/ihada/
IHADAには、クロルフェニラミンマレイン酸塩を1%含む、第3類医薬品の「イハダ プリスクリードS」と、ウフェナマートを5%含む、第2類医薬品の「イハダ プリスクリードD」(こちらの方が発売が早い)がありますが、今まで一般にあまり話題にならなかったのは、一部大手ドラッグストアに販売が限定されていたからのようです。
IHADA取扱店
http://medical.shiseido.co.jp/ihada/shop/
販売店を限定するというのはよくあることなので、その点は気にしないのですが、包装が「プリスクリードS」で100mL、「プリスクリードD」で50mL(一応14mLというのもあるけど)と大きく、化粧品感覚で使用することを想定していることが少し気になりました。
医薬品成分を配合したシャンプーとして、ミコナゾール塩酸塩を配合した医薬部外品の「コラージュフルフルネクスト」というのもあるので、別にいいのではという声もありそうですが、「イハダ」の販売戦略については一部疑問視する記事も掲載されています。
コラージュフルフルシリーズ
http://karadanokabi.jp/cfn/
資生堂「IHADA」(医薬品)サンプルをもらう
(RESILIENCE~元気の素~ 2012.01.11)
http://d.hatena.ne.jp/yasuko-style/20120111/p1
資生堂 IHADA
(ドラッグストアだった人 2011.05.19)
http://master3mind.seesaa.net/article/202292508.html
医薬品のサンプル配布から
(経営のヒント 2012.06.13)
http://hint.at.webry.info/201206/article_5.html
OTC医薬品(セルフメディケーション)ということを考えると、ウフェナマートを含有する「プリスクリードD」の50mL包装(7,140円もするというけど、化粧品と思えば高くないのでしょうか?)の必要性には疑問が残ります。また、実際の店頭でのプロモーションがどのように行われているのか気がかりです。
イハダ(@COSME)(美容液扱いになっている)
http://www.cosme.net/brand/brand_id/102405/reviews
2012年08月13日 18:53 投稿
@COSME の口コミがおもしろいです。
接触性皮膚炎の人も散見。
美容部員からサンプルをもらったとか
「美白も肌アレもコレ1本で?」と薬剤師にすすめられたとか
資生堂のお客様窓口に電話して、「医薬品なのに毎日使って副作用はないのですか?」とたずねたら、「化粧品と全く同じようにご使用頂いて結構です」と答えたとか
口コミを書いている人の中には、「プリスクリードD」が医薬品であることを十分理解せずに、化粧水感覚で使っている人が少なくないように思いました。
それにしても、重篤副作用疾患別対応マニュアルで、アレルギー性接触性皮膚炎の可能性があると指摘している成分を含む第二類の大包装品を厚労省はよく認可したと思います。
IHADAは、医薬品と化粧品の中間を狙った「薬」です。
医薬品としては、正直「効きません」(特に夏場の皮膚疾患、かぶれなど)
せいぜい、顔に塗って効くかな? 程度のものです。
一方、基剤が乳液のような感じで薄く広がり、肌なじみはいいです。
さすがは、資生堂ブランドをうまく活用しています。
この商品は、あくまで資生堂の「マーケティング商品」です。
これまで、ありそうでなかった「新カテゴリーを創出した商品」です。
「新カテゴリー」ですか。
10数年前フィニッシュコーワが発売されたときのブームを思い出します。
サンプリングに関する記事を見ると、やっぱり医薬品というよりは化粧品にしか見えないんですけど。
アトピーの治療などをしている人が使用するのは果たしてどうなのでしょうか?
酒井光雄オフィシャルファンページ
(2012.06.13)
http://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=349405125132189&id=176426222430081
IHADA プリスクリードD
(SPROUT PHOTO 2012.04.04)
http://sproutblog.exblog.jp/18081893/
サンプル使用で、かぶれないかどうかを事前にチェックできるという利点はあるかもしれませんが。
ちょっと前の記事なのにアクセスが多いと思ったら、TVCMを投入しているんですね。
最近アクセスが多いのでチェックしたら、ツイッターには「テスター」をもらっただとか、資生堂薬品さん、ちょっと販売法に問題があるんじゃないですか?
そしてヤフオク!をみたら、出品者が続出。
ヤフオク!~「IHADA」で検索
http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%83%80&auccat=&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce
当然使い方ガイドをみれば、医薬品は制限品目です。
法的制約あるもの
http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/rules/sell3.html
IHADAは化粧品ではなく医薬品ですよ。
消費者に誤認を与えていませんか?
私は、この商品で
肌が余計に荒れました。
拒否反応なのか顔面真っ赤で
翌日、皮膚科に行き抗生剤をもらいました。