保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(動画)

 1週間ほど前にYouTube の厚労省チャンネルにアップされた動画です。

 このビデオ(DVD)は、2011年3月に発出された「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」の更なる周知のために作成されたもので、保育所、保護者、医療機関が共通理解し連携して適切な対応ができるよう、ガイドラインの概要説明などが専門医によって行われています。

保育所におけるアレルギー対応ガイドライン
(厚生労働省 2011.3)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03.pdf

保育所におけるアレルギー対応ガイドラインQ&A(2012.3 2013.3Update)
(保育所におけるアレルギー対応ガイドライン作成検討会)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku04.pdf

 下記ビデオでは、食物アレルギーの概念の他、症例の紹介、アナフィラキシーの初期対応(プレホスピタルケア)について説明があります。

 全国学校栄養士協議会の調査によれば、学校給食で発症した食物アレルギー症状は68.4%が皮膚症状ではあるももの、ショック症状に陥った患者も7.2%(多くが入院に)に達しており、けっして低くないとしています。

 また、下記ビデオでは、エピペンの使い方についてそのポイントが説明されています。

 利き手でしっかり持って、安全キャップは利き手ではない方で外すことや、患児に意識がなくても、必ず患児を抑えて声掛けが必要などのポイントをわかりやすく説明しています。

 保育所の職員向けの内容ですが、身の周りに食物アレルギーがいる方、現場の薬剤師の基礎知識として、視聴の価値があります。

(資料)
ぜん息予防のための
よくわかる食物アレルギーの基礎知識2012年改訂版【PDF12.3MB】
(大気環境・ぜん息などの情報館 独立行政法人 環境再生保全機構)
http://www.erca.go.jp/yobou/archives/3716
http://www.erca.go.jp/yobou/images/uploads/kanjazensoku/ap039.pdf

関連情報:TOPICS
  2010.12.06 保育所におけるアレルギー対応ガイドライン
  2012.08.20 食物アレルギーフォーラム IN あしかが

2013.03.05 更新


2012年10月02日 17:10 投稿

コメントが2つあります

  1. シッフズジャパン鈴木

    エピペンの使い方を動画で説明しているのは、アレルギー患児をもつお母さんには福音ですね。

  2. アポネット 小嶋

    Q&Aが一部修正されています。

    エピペンの使い方について、上記動画を参考するよう呼びかけています。

    保育所におけるアレルギー対応ガイドラインQ&A(2013.3Update)
    (保育所におけるアレルギー対応ガイドライン作成検討会)
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku04.pdf