急に気になった雑談系の話題です。最近、エナージードリンク摂取の関連死亡例が話題になっている米国ですが、どうも米国では、一般的な食品でもカフェインが加えられているものがあるようです。
米CBSニュースでは、これらの規制をFDAに求める消費者グループの請願を伝えています。
Caffeinated Cracker Jacks concerns consumer group
(CBS NEWS 2012.11.15)
http://www.cbsnews.com/8301-204_162-57550726/caffeinated-cracker-jacks-concerns-consumer-group/
CSPI Urges Crackdown on Caffeinated Snacks
(Center for Science in the Public Interest 2012.11.14)
http://cspinet.org/new/201211141.html
下記請願書を見ると、カフェインはクッキーやスナック菓子、クラッカー、アイスクリームなどにも含まれるものがあり、実際、各商品サイトにアクセスすると、××あたり カフェイン○○mgを含有というのが目に飛び込みます。(タウリンを含むものもある)
Letter to FDA Office of Compliance, Center for Food Safety and Applied Nutrition
http://cspinet.org/new/pdf/fda-revised-letter001.pdf
Caffeinated potato chips aim to boost snack time
(CBS 2012.04.17)
http://www.cbsnews.com/8301-504763_162-57415299-10391704/caffeinated-potato-chips-aim-to-boost-snack-time/
食品会社は、これら商品は大人向けだとしていますが、それぞれ入っている量は少なくても、カフェイン摂取に留意が必要な子どもたちがスナック菓子ということでたくさん食べ、コーラその他のカフェイン入り飲料をたくさん摂ったらどうなるんだろうと思いました。
Caffeinated Cracker Jacks Popcorn Snack Prompts Outcry From Consumer Safety Group
(Medical Daily 2012.11.17)
http://www.medicaldaily.com/articles/13171/20121117/caffeinated-cracker-jacks-popcorn-snack-prompts-outcry.htm
エナージー飲料の会社は自社の商品は安全だと主張していますが、もしかして死亡例も複合的要因では? とも考えました。(米国ではドリンク剤以外の食品中のカフェイン含有の明確な基準があるのだろうか?)
関連かどうかわかりませんが、ググったらこんなブログ記事がヒットしました。
米北西岸のカフェイン汚染
ポートランド州立大学の研究で沿岸水が「カフェイン入り」であることが分かった
(自然史ニュース 2012.07.17)
http://yuihaga.blog.fc2.com/blog-entry-88.html
2012年11月19日 01:21 投稿
米国ではドリンク剤以外の食品中のカフェイン含有の明確な基準があるのだろうかとのことでが、カフェインは食品添加物リストに、Generally Recognized as Safe (GRAS)- 0.02%-cola type bevereageと記載されています。 従って、コーラ飲料以外にカフェイン添加は出来ません。コーヒーやお茶などの天然素材由来のカフェイン含量を自主的に表示していると思います。
http://www.fda.gov/Food/FoodIngredientsPackaging/FoodAdditives/FoodAdditiveListings/ucm091048.htm
ちなみに、子供に対する最大摂取量は2.5mg/kg BW/dayです。
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf
確かに天然素材由来のカフェイン(コーヒーフレーバーということらしい)のようですね。
かといって、2オンス(約56g 日本で販売されているポテトチップ1袋これくらい)のスナック菓子中、カフェインとして70mgというのは決して少なくないと思います。
上記の基準でいくと30kgの子どもだと1袋食べたらこれでほぼ上限になりますからね。
コーヒーテイストが好きというよりも、カフェインブームやカフェイン信仰というものがあるのではないかと感じます。
日本でも、コーヒー以外の飲料でもカフェインが含まれているものが結構あるんですね
カフェイン含有量まとめ
(NAVER まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2133734334902054001
第2回 朝の一杯
(食の専門家が知っておきたい食品科学情報 2010.10.15)
http://eiyo.sub.jp/column/contents/?p=8
上記を見ると海外では公的機関がカフェインを過剰摂取しないよう注意喚起を行っているんですね。
Caffeine(Health Canada)
http://www.hc-sc.gc.ca/hl-vs/iyh-vsv/food-aliment/caffeine-eng.php
日本ではこういうサイトがあるのでしょうか?
関連記事です。
米FDAが呼びかけ「“エナジードリンク”使用の際は医療関係者に相談を」
(MT Pro 2012.11.20)
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1211/1211045.html
5-Hourエネルギードリンクの安全性について本当に知っておくべきこと
(食品安全情報Blog 2012.11.19)
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20121119#p23
カフェイン200-300mgでも血圧が上昇する(内科開業医のお勉強日記 11/20 )ので、畝山先生がご指摘のように併用する薬物(ドラッグ)に留意すべきでしょう(食品安全情報blog 11/9)。