千葉県内の関係者であれば既にご存知かもしれませんが、日経11日配信の記事が目に留まりました。
千葉大など県内3大学、在宅医療担う薬剤師育成
(日本経済新聞 2012.12.11)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO49401350Q2A211C1L71000/
調べたところ、このプログラムは文科省の「大学間連携共同教育推進事業」(地域連携)として行われるもので、現在薬剤師の関与が強く望まれている職務である下記5分野(11テーマ)について、千葉県薬剤師会、千葉県病院薬剤師会、NPO法人医薬品適正使用推進機構等との連携のもと、千葉大学・千葉科学大学・城西国際大学が協働(分担)して行うものです。
- 放射性医薬品調製・管理業務
- 病棟活動における専門職連携
- 救急災害時医療活動
- 在宅医療での薬剤管理指導
- 違法薬物、医薬品適正使用、ドーピングの知識普及・啓発活動
平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」の選定状況について
(文科省 2012.09.03)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/renkei/1325191.htm
千葉大学 実践社会薬学の確立と発展に資する薬剤師養成プログラム
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/
education/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/10/02/1326335_4.pdf
学習法については座学をe―ラーニングで済ませ、夏季休暇などを利用して各大学で実習に取り組むという形式がとられるとのことで、文科省でも、今回の取り組みについて、積極的な成果還元への期待を寄せています。(こういった教育を受けられる今の薬学生がうらやましい)
薬学教育も国公立・私立の枠を超えて、連携の時代なのでしょうが、日経記事によれば、3大学合わせて年間50人の受講を見込むということ。1コース半年ということだそうなのですが、実際にどのような形で実施されるのでしょうか?
なおこれ以外にも、大学間連携共同教育推進事業として薬学系領域で選定されたものには次のようなものがあります。
2012年12月11日 11:36 投稿