“Internet Pharmcy”で、ググっていたら、各国のInternet Pharmacy の規制や関連事件などを紹介したサイトを見つけました。
LegitScript http://www.legitscript.com/
ツイッターもあります https://twitter.com/legitscript
(さっそくフォローしました)
関連のblog(News)(http://blog.legitscript.com/)の記事をたどっていたら、英文と日本語で告発記事が掲載されていました。(日本人?の方が書いたものみたいです)
Rogue Internet pharmacy network Roy Union Limited targets Japanese customers
(LegitScript blog 2013.03.18)
http://blog.legitscript.com/2013/03/rogue-internet-pharmacy-network-roy-union-limited-targets-japanese-customers-english/
「ロイユニオン」日本をターゲットにする不正オンライン薬局ネットワーク
(LegitScript blog 2013.03.18)
http://blog.legitscript.com/2013/03/rogue-internet-pharmacy-network-roy-union-limited-targets-japanese-customers/
日本で処方せん薬を、「個人輸入」と称して販売しているサイトはつながりがあり、様々な消費者を引きつけるため、それぞれ女性客や男性客をターゲットにしてウェブサイトのデザインを変えているが、どのサイトを選んでも利益は同じところに行くとしています。
サイトでは日本の私たちに次のような注意を呼びかけています。
- 不正オンライン薬局は、彼らの販売する薬は「本物」だといいますが、それもおそらく事実ではないでしょう。
- ウェブサイト上で販売されている処方薬は規制されていない。認定された製造業者によって製造されておらず、品質管理もなされていない。
- もし正当なオンライン薬局だと主張するウェブサイトを見つけたら、自分に問いかけてみてください。「なぜ商品が本物だと分かるのか?」「誰がどこで薬を製造しているのか?」「薬には何が入っているのか?」「誰が品質管理をしているのか?」残念ながら、知るすべはありません。
さらにblog 記事をたどると、次のような記事も
BestKusuri.com: Japanese rogue Internet pharmacy linked to Singapore Internet firms
(LegitScript blog 2012.10.22)
http://blog.legitscript.com/2012/10/bestkusuri-com-japanese-rogue-pharmacy-linked-to-singapore-internet-firms/
「ベストくすり」:シンガポールのインターネット会社につながる日本の不正オンライン薬局
(LegitScript blog 2012.10.22)
http://blog.legitscript.com/2012/10/%E3%80%8C%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8A%E3%80%8D%EF%BC%9A%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83/
各国で活動している犯罪組織が数多くの日本の不正オンライン薬局を運営している様です。
不正オンライン薬局と日本市場
(LegitScript blog 2012.02.20)
http://blog.legitscript.com/2012/02/%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%96%AC%E5%B1%80%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%82%E5%A0%B4/
Rogue Online Pharmacies and the Japanese Market
(LegitScript blog 2011.08.19)
http://blog.legitscript.com/2011/08/rogue-online-pharmacies-and-the-japanese-market/
また、お名前.com がこういった不正サイトにドメインを提供していると警告しています。
Rogues and Registrars: Top 10 List (March 2013)
(LegitScript blog 2013.03.22)
http://blog.legitscript.com/2013/03/rogues-and-registrars-top-10-list-march-2013/
個人輸入と称して、処方せん医薬品を販売するサイトは危険ということです。
関連情報:TOPICS
2013.02.13 あやしいヤクブツ連絡ネット
2013.01.19 医薬品ネット販売に関する国内外の情報
2012.10.05 コードネーム Pangea V(国際刑事警察機構)
2011.11.17 危険です!医薬品等の個人輸入(政府広報)
2011.04.27 医薬品個人輸入の危険性
2013年05月12日 14:33 投稿
ネット販売を推進する人たちは、Yahooのトップペーの目立つ所に「医薬品の個人輸入は原則違法」って書くぐらいの事やってから推進しては?
厚労省も個人でちょっとチェックしただけでこんなサイトすぐ出てくるんですから、担当者つけてチェックして、もしご自分たちでできないなら警察と連携して取り締まったらどうなんでしょう。そして本当に関わってる薬局があれば即許可取り消すべきですよね。
また個人輸入が個人の利便性、個人の責任でなく全て禁止にして、どうしても必要な場合は役所の審査を簡素化して輸入するようにし、個人輸入した人にも罰則を設けたらどうでしょう。
色々な意見はあるでしょうけど、ごく一部でも極端な危険があれば全体は取り締まり強化しないと仕方ないと、あくまでも私は、思います。
>そして本当に関わってる薬局があれば即許可取り消すべきですよね。
確か、ホームページでリンクを張ってサイトに誘導している薬局がありましたよね。(日本の薬だけみたいですけど)
以前紹介しましたが、日本での偽造医薬品の現状については、金沢大学医薬保健研究域薬学系の木村和子教授らの研究グループが厚生労働科学研究としてまとめた「医薬品等の個人輸入における保健衛生上の危害に関する研究」というもので紹介しています。
医薬品等の個人輸入における保健衛生上の危害に関する研究
(厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究)
(2008年度)
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=200838071A
(2009年度)
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=200940045A
(2010年度)
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201034014A
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201034014B
2008年度の研究は記事にもしました。
TOPICS 2010.02.14 日本における個人輸入の実態とネット販売規制の国際的動向
新たな記事がアップされていました。(フォローしていたのについスルーしてしまった)
レジットスクリプトの調査:日本のオンライン薬局で法規に従っているのは0.1%のみ
(LegitScript blog 2013.05.28)
http://blog.legitscript.com/2013/05/legitscript-study-0-1-of-japanese-internet-pharmacies-comply-regulations-japan/
日本国民に向けて処方箋医薬品を売るウェブサイトは、「正当な薬局」、つまり、FDA(米国食品医薬品局)などの機関に認証を受けたアメリカアメリカの実店舗を持つ薬局やドラッグストアが、日本に向けて少し販売をしているという訳ではありません。
最近の報告書もアップされています
日本における不正オンライン薬局市場
2013 年データと不正オンライン薬局ネットワークについて
英文→リンク 日本語→リンク
一方、新たな脅威も。
Pharmatheke branches out to Japan
(LegitScript blog 2013.06.10)
http://blog.legitscript.com/2013/06/pharmatheke-branches-out-to-japan/
シアリスのジェネリックなど存在しないのに、何も知らずに購入する人がいるのでしょうね。