今日、都内に行く機会があったので、遅ればせながら、去年2月にオープンした話題の「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」に足を運んできました。(今年4月から日曜祝日も開館しています)
Daiichi Sankyo くすりミュージアム
http://kusuri-museum.com/
日本橋にくすりの情報発信基地 第一三共、くすりミュージアム開設
(アドタイ 2012.02.09)
http://www.advertimes.com/20120209/article53654/
薬剤師的にも楽しめる! 「くすりミュージアム」
(日経DI 2012.03.14)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201203/523999.html
1階でまず、イントロダクション的ビデオ(といってもスクリーンではなく、丸テーブルに投影されてみるもの)を見た後、2階でICチップ入りの(プラスチックの)メダルをもらい、各コーナーごとの説明やゲームでのスタートで用います。
くすりミュージアムのミュージアムの歩き方
http://kusuri-museum.com/walk/
フロアマップ
http://kusuri-museum.com/floor/
内容は「一般向けのくすり教育」+「薬学を目指す人がより興味をもってもらう」ような内容になっていて、最新のコンピュータグラフィック技術を駆使したさまざまな動画やゲームは大人でも楽しめます。(逆に中学生以下だと少し難しいかも、あまりくすりに関心がない人もとっつきにくいかも)
一番おもしろかったのが、コーナー番号11の「くすりの種:自然」で、ニフェジピンやカプトプリル、エキセナチドなど、新旧の医薬品の起源が紹介されています。
また、コーナー番号13の「くすりを組み立てる」の、コンピュータを使って“ヒット化合物”を組み立てるドラッグデザインにチャレンジするというゲームは楽しめました。
メーカー色は、コーナー番号21の「くすりを世界に」くらいでほとんどありませんでしたが、コーナー番号9やコーナ番号16で、研究の場や現場で働いている担当者(もちろん社員でしょう)一人一人の熱意に、こういった人たちの地道な仕事を経て、新薬が生まれているんだということを改めて認識しました。
くすりのきほんを理解するために、薬学生はもちろんのこと、すっかり昔のことを忘れてしまった私たちの世代の薬剤師にとってもとてもためになります(くすり教育をする人は必見)が、第一三共がこのミュージアムを作ったのも、きっと研究職によりたくさんの優秀な人材を求めることも思惑にあるのではないかと思いました。
ひとつひとつきちんと見ると結構時間がかかります。少人数の団体でも人があふれてしまうので、入場制限がない時間を見つけて、みなさんも足を運んでみて下さい。(ちなみに、ブログなどにあるリゲインのおみやげはありませんでした)
紹介ブログいろいろ(ブログ名は省略します)
http://blogs.yahoo.co.jp/colon10162000/63776840.html
http://www.b-support.net/catch/99.htm
http://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/2012/03/post-1147.html
http://ameblo.jp/harurin-511/entry-11368691036.html
http://www.medisere.com/school-life/120704.html
2013年06月23日 21:55 投稿