本来なら、もっと前に紹介すべきところなのですが、今回もさぼってしまい今日になってしまいました。(もうすぐ次が出てきてしまう)
「最近の」とは言いにくいのですが、3月22日、薬事・食品衛生審議会の平成24年度第3回医薬品等安全対策部会が開催され、2012年8月1日から2012年11月30日までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。
このデータは、医薬品との因果関係が不明なものを含め製造販売業者等から報告されたものをもとに作成されていますが、同一症例に複数の被疑薬が存在し、該当する症例が複数の企業からそれぞれ報告された場合は重複してカウントされているために、ここに示した報告件数がそのまま症例数にはならないそうです。また厚労省では、個別に医薬品との関連性を評価したものではないとしています。
平成24年度第1回薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会(2013年3月22日開催)
資料 議事録(現時点では未掲載)
資料3-2によれば、この間に4件以上の報告のあった医療用医薬品成分は下記のとおりです。(薬効分類コード421-430、625の一部、631-798は除く)
分類 | 医薬品名 | 剤形 | 副作用名(数字は件数) |
---|---|---|---|
111 | セボフルラン | 吸入 | 血圧低下9、呼吸不全6、悪性高熱4 |
111 | デスフルラン | 吸入 | 咽頭痙攣6 |
111 | プロポフォール | 注射 | アナフィラキシーショック4 |
112 | ゾルビデム酒石酸塩 | 経口 | 自然流産8 |
112 | ミダゾラム | 注射 | 血圧低下5、呼吸抑制5 |
113 | カルバマゼピン | 経口 | 好酸球増加と全身症状を伴う薬疹19、薬疹6、スティーブンス・ジョンソン症候群4、血小板数減少4、血中カリウム減少4、低ナトリウム血症4 |
113 | バルプロ酸ナトリウム | 経口 | 好酸球増加と全身症状を伴う薬疹7、ライ症候群4 |
113 | フェニトイン | 経口 | 好酸球増加と全身症状を伴う薬疹7 |
113 | ラモトリギン | 経口 | 発疹51、発熱38、スティーブンス・ジョンソン症候群20、薬疹19、全身性皮疹15、紅班12、多形紅班12、アラニンアミノトランスフェ ラーゼ増加11、好酸球増加と全身症状を伴う薬疹11、全身紅班11、C-反応性蛋白増加9、、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加9、肝機能異常9、γ-グルタミルトフンスフェラーゼ増加8、白血球数減少8、血中尿酸脱水素酵素増加7、躁病7、てんかん6、血小板数減少6、口腔咽頭痛6、口腔粘膜びらん6、口唇びらん6、白血球数増加6、眼充血5、眼瞼紅班5、血中クレアチンホスホキナーゼ増加5、嘔吐5、斑状丘疹状皮疹5、ウイルス感染4、悪性症候群4、異常感4、横紋筋融解症4、眼脂4、眼瞼びらん4、顔面浮腫4、血中アルカリホスファターゼ増加4、倦怠感4、好中球百分率増加4、高熱4、湿疹4、中毒性表皮壊死融解症4、汎血球減少症4 |
113 | レベチラセタム | 経口 | てんかん10 |
114 | ジクロフェナク | 経口 | ネフローゼ症候群8、急性腎不全5、胃潰瘍4、十二指腸狭窄4、出血性胃潰瘍4 |
114 | セレコキシブ | 経口 | 薬疹18、全身性皮疹9、多形紅班6、肝機能異常4 |
114 | トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合 | 経口 | 幻覚6、悪心5、痙攣5、意識消失4、嘔吐4 |
114 | ブプレノルフィン塩酸塩 | 坐薬 | 薬物依存4 |
114 | ペンタゾシン | 注射 | 薬物依存5 |
114 | ロキソプロフェンナトリウム水和物 | 経口 | 尿細管間質性腎炎8、薬物性肝障害6、薬疹4 |
116 | カベルゴリン | 経口 | 脳圧低下5 |
117 | アリピプラゾール | 経口 | 血中クレアチンホスホキナーゼ増加8、悪性症候群7 |
117 | エスシタロプラムシュウ酸塩 | 経口 | 低ナトリウム血症6 |
117 | エチゾラム | 経口 | 薬物依存4 |
117 | オランザピン | 経口 | 体重増加5 |
117 | クロザピン | 経口 | イレウス5、肝機能異常5、転倒5、精神病性障害4、肺炎4、発熱4 |
117 | デュロキセチン塩酸塩 | 経口 | 抗利尿ホルモン不適合分泌7、自殺念慮4 |
117 | パリペリドン | 経口 | 悪性症候群5 |
117 | パロキセチン塩酸塩水和物 | 経口 | 易刺激性6、振戦5、躁病5、意識変容状態4、自殺既遂4、不安、便秘4、痙攣4 |
117 | リスペリドン | 経口 | ジストニー6、遅発性ジスキネジー4、低ナトリウム血症4 |
117 | 塩酸セルトラリン | 経口 | 抗利尿ホルモン不適合分泌4 |
117 | 炭酸リチウム | 経口 | 各種物質毒性18 |
119 | エダラボン | 注射 | 腎機能障害5、出血性脳梗塞4 |
119 | ガランタミン臭化水素酸塩 | 経口 | 失神6、幻視4、妄想4 |
119 | プレガバリン | 経口 | 血中クレアチンホスホキナーゼ増加14、浮動性めまい14、意識消失12、意識変容状態12、転倒10、尿閉9、心不全8、腎機能障害8、幻覚7、複視7、横紋筋融解症6、健忘6、視力低下6、歩行障害6、交通事故5、間質性肺疾患4、血中クレアチニン増加4 |
119 | メマンチン塩酸塩 | 経口 | 痙攣5 |
122 | ロクロニウム臭化物 | 注射 | アナフィラキシーショック10、アナフィラキシー反応5、血圧低下4 |
123 | ジスチグミン臭化物 | 経口 | コリン作動性症候群5 |
131 | ビマプロスト | 点眼 | 視野欠損4 |
131 | ベルテポルフィン | 注射 | 網膜出血5 |
131 | ラニビズマブ(遺伝子組換え) | 注射 | 脈絡盲目瘢痕7、脈絡出血7、硝子体出血5 |
211 | ジゴキシン | 経口 | 各種物質特性4 |
212 | アミオダロン塩酸塩 | 経口 | 間質性肺疾患9、甲状腺機能亢進症5 |
213 | トルバプタン | 経口 | 高ナトリウム血症10、血中尿素増加8、心不全5 |
214 | アリスキレンフマル酸塩 | 経口 | 下痢4 |
218 | アトルバスタチンカルシウム水和物 | 経口 | 横紋筋融解症8、間質性肺疾患5、肝機能異常4、血中クレアチンホスホキナーゼ増加4 |
218 | ピダバスタチンカルシウム | 経口 | 横紋筋融解症4 |
218 | プラバスタチンナトリウム | 経口 | 横紋筋融解症4 |
218 | ロスバスタチンカルシウム | 経口 | 横紋筋融解症6、血中クレアチンホスホキナーゼ増加4 |
219 | ボセンタン水和物 | 経口 | 肝機能異常9 |
232 | ファモチジン | 経口 | 薬疹5 |
232 | ラニチジン塩酸塩 | 注射 | 悪心6 |
232 | ランソプラゾール | 経口 | 顕微鏡的大腸炎7、低カリウム血症4 |
232 | レバミピド | 経口 | 発疹4 |
234 | 酸化マグネシウム | 経口 | 高マグネシウム血症4 |
239 | インフリキシマブ(遺伝子組換え) | 注射 | 間質性肺疾患12、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎7、注入に伴う反応7、肺炎6 |
239 | メサラジン | 経口 | 発熱4 |
241 | ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン | 注射 | 卵巣過剰刺激症候群11 |
241 | ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン | 注射 | 卵巣過剰刺激症候群6 |
243 | チアマゾール | 経口 | 無顆粒球症12、横紋筋融解症5 |
243 | テリパラチド(遺伝子組換え) | 注射 | 浮動性めまい4 |
243 | テリパラチド酢酸塩 | 注射 | 血圧低下7 |
243 | プロピルチオウラシル | 経口 | 抗好中球細胞質抗体陽性血管炎9 |
245 | ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム | 注射 | 骨壊死4 |
245 | プレドニゾロン | 経口 | 糖尿病19、骨壊死17、感染9、物質誘発性精神病性障害8サイトメガロウイルス感染7、敗血症6、脊椎圧迫骨折5、クリプロコッカス性肺炎4、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎4、壊死性筋膜炎4、気管支肺アスペルギルス症4、肺塞栓症4、腹膜炎4 |
不明 | 感染8、細気管支炎4、糖尿病4、非定型マイコバクテリア感染4 | ||
245 | メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム | 注射 | 骨壊死5 |
248 | ドロスピレノン・エチニルエストラジオール ベータデクス | 経口 | 四肢静脈血栓症4、深部静脈血栓症4 |
249 | インスリン グラルギン(遺伝子組換え) | 注射 | 低血糖症8、低血糖性意識消失4 |
249 | インスリン グルリジン(遺伝子組換え) | 注射 | 低血糖症8 |
249 | インスリン リスプロ(遺伝子組換え) | 注射 | 低血糖症6 |
249 | クロミフェンクエン酸塩 | 経口 | 卵巣過剰刺激症候群4 |
249 | リュープロレリン塩酸塩 | 経口 | 間質性肺疾患7 |
259 | ミラベグロン | 経口 | 尿閉6 |
259 | リトドリン塩酸塩 | 注射 | 横紋筋融解症4、血中クレアチンホスホキナーゼ増加4 |
271 | 塩酸リゴカイン・エピネフリン | 注射 | アナフィラキシー様ショック4 |
311 | アルファカルシドール | 経口 | カルシフィラキシス6、ミルク・アルカリ症候群4 |
311 | エルデカルシトール | 経口 | 高カルシウム血症28、急性腎不全11、腎機能障害4、腎不全4 |
332 | トラネキサム酸 | 注射 | 痙攣12 |
333 | エノキサパリンナトリウム | 注射 | 皮下出血7 |
333 | ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 | 経口 | 胃腸出血10、脳梗塞9、脳出血7、メレナ6、間質性肺疾患5、出血性ショック5、下部消化管出血4、急性腎不全4、血尿4、硬膜下血腫4、心不全4 |
333 | ヘパリンナトリウム | 注射 | ヘパリン起因性血小板減少症32 |
333 | リバーロキサバン | 経口 | 皮下出血12、血便排泄10、胃腸出血7、脳梗塞7、脳出血5、痔出血4、上部消化管出血4 |
333 | ワルファリンカリウム | 経口 | 硬膜下血腫14、国際標準比増加10、脳出血6 |
339 | アスピリン | 経口 | 小腸出血5、大腸出血5、口腔内出血4、食道出血4、脳出血4 |
339 | クロピドグレル硫酸塩 | 経口 | 皮下出血11、間質性肺疾患10、出血性胃潰瘍6、出血5、脳出血5、貧血5、肝機能異常4、汎血球減少症4、網膜出血4、薬疹4 |
339 | サルポグレラート塩酸塩 | 経口 | 末梢性虚血7 |
339 | シロスタゾール | 経口 | ラクナ梗塞5、急性心筋梗塞5、脳出血4 |
342 | 腹膜透析液(4-7) | 注入 | 腹膜炎4 |
391 | グリチルリチン酸-アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合剤 | 経口 | 偽アルドステロン症5 |
392 | ズガマデクスナトリウム | 注射 | アナフィラキシーショック7、アナフィラキシー様反応5 |
394 | アロプリノール | 経口 | 好酸球増加と全身症状を伴う薬疹15、薬疹12、スティーブンス・ジョンソン症候群9、紅班7、全身紅班6、中毒性表皮壊死融解症6、発熱6、多形紅班5、発疹5、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加4、肝機能異常4、全身性皮疹4 |
395 | アルテプラーゼ(遺伝子組換え) | 注射 | 頭蓋内出血17、出血性脳梗塞10、脳浮腫7、脳出血5、脳梗塞4 |
396 | アログリプチン安息香酸塩 | 経口 | 急性膵炎6、多形紅班5 |
396 | グリメピリド | 経口 | 低血糖症31 |
396 | シタグリプチンリン酸塩水和物 | 経口 | 低血糖症7、急性膵炎6 |
396 | ピオグリタゾン塩酸塩 | 経口 | 膀胱癌12、心不全4 |
396 | ビルダグリプチン | 経口 | 低血糖症6、膵炎4 |
396 | ボグリボース | 経口 | 腸壁気腫症5 |
396 | メトホルミン塩酸塩 | 経口 | 乳酸アシドーシス5 |
396 | レパグリニド | 経口 | 低血糖症5 |
399 | アザチオプリン | 経口 | 肝機能異常6、発熱5、B型肝炎4、倦怠感4、汎血球減少症4 |
399 | アダリムマブ(遺伝子組換え) | 注射 | 肺炎10、間質性肺疾患5、発熱4 |
399 | アバタセプト(遺伝子組換え) | 注射 | 間質性肺疾患6、腎盂腎炎4 |
399 | アレンドロン酸ナトリウム水和物 | 経口 | 顎骨壊死28、大腿骨骨折26、非定型大腿骨骨折26、骨髄炎7、低回転型骨症5 |
399 | エタネルセプト(遺伝子組換え) | 注射 | 肺炎13、間質性肺疾患8、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎7、乳癌4 |
399 | エポエチン ベータ ペゴル(遺伝子組換え) | 注射 | 貧血5、ヘモグロビン減少4 |
399 | エルトロンボパグ オラミン | 経口 | 脳梗塞4 |
399 | ゴリムマブ(遺伝子組換え) | 注射 | 肺炎9、敗血症7、細菌性肺炎5、間質性肺疾患4 |
399 | シクロスポリン | 経口 | 中毒性ネフロパシー18、低マグネシウイム血症12、腎機能障害11、間質性肺疾患9、サイトメガロウイルス感染6、可逆性後白質脳症症候群6、呼吸不全6、高血圧6、貪食細胞性組織球症6、腎障害5、サイトメガロウイルス性肺炎4、帯状疱疹4、肺炎4、薬物相互作用4 |
399 | ゾレドロン酸水和物 | 注射 | 顎骨壊死36、血中尿素増加8、骨髄炎6、低カルシウム血症5、転倒5 |
399 | タクロリムス水和物 | 経口 | 肝機能異常18、帯状疱疹9、糖尿病9、肺炎8、腎機能障害7、気管支炎6、結腸癌5、サイトメガロウイルス血症4、下痢4、肝障害4、血中クレアアチニン増加4、敗血症4 |
注射 | 敗血症5、可逆性後白質脳症症候群4、糖尿病4 | ||
399 | デノスマブ(遺伝子組換え) | 注射 | 低カルシウム血症30、顎骨壊死6 |
399 | ナファモスタットメシル酸塩 | 注射 | アナフィラキシーショック17、血圧低下6、ショック5 |
399 | バゼトキシフェン酢酸塩 | 経口 | 霧視9、胸痛4、呼吸困難4 |
399 | ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー・ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体 | 注射 | 関節滲出液13、関節炎12 |
399 | フィンゴリモド塩酸塩 | 経口 | リンパ球数減少24、白血球数減少10、徐脈7、多発性硬化症再発5、筋力低下4、心拍数減少4、第一度房室ブロック4 |
399 | ミノドロン酸水和物 | 経口 | 顎骨壊死5 |
399 | メトトレキサート | 経口 | 汎血球減少症25、リンパ増殖性障害24、間質性肺疾患21、骨髄機能不全20、肺炎19、ニューモシスティスジロヴェシ肺炎13、リンパ腫10、口内炎9、腎機能障害7、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫6、貧血5 |
399 | リセドロン酸ナトリウム水和物 | 経口 | 顎骨壊死12、非定型大腿骨骨折7 |
442 | ブシラミン | 経口 | 間質性肺疾患6 |
449 | ケトチフェンフマル酸塩 | 経口 | 熱性痙攣4 |
613 | アモキシシリン水和物 | 経口 | 出血性腸炎10、薬疹7 |
613 | スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウム | 注射 | クロストリジウム・ディフィシレ大腸炎5 |
613 | スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウム | 注射 | アナフィラキシーショック6 |
613 | セファゾリンナトリウム | 注射 | アナフィラキシーショック5 |
613 | セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物 | 経口 | カルニチン減少5、アナフィラキシー様反応4、尿細管間質性腎炎4 |
613 | セフトリアキソンナトリウム水和物 | 注射 | 胆石症6、アナフィラキシーショック5、アナフィラキシー反応4、薬疹4 |
613 | メロペネム水和物 | 注射 | 発疹4 |
614 | アジスロマイシン水和物 | 経口 | 譫妄6 |
614 | クラリスロマイシン | 経口 | 多形紅班7、スティーブンス・ジョンソン症候群6、尿細管間質性腎炎5、薬物性肝障害4 |
617 | アムホテリシンB | 注射 | 低カリウム血症5 |
622 | イソニアジド | 経口 | 薬物性肝障害5 |
624 | トスフロキサシントシル酸塩水和物 | 経口 | 尿細管間質性腎炎5 |
624 | メシル酸ガレノキサシン水和物 | 経口 | 薬疹5、アナフィラキシーショック4、スティーブンス・ジョンソン症候群4、徐脈4 |
624 | リネゾリド | 注射 | 血小板数減少4 |
624 | レボフロキサシン水和物 | 経口 | 痙攣6、アナフィラキシーショック5 |
625 | バラシクロビル塩酸塩 | 経口 | 急性腎不全16、血中クレアチニン増加16、血中尿素増加14、意識変容状態12、脳症10、構語障害9、腎機能障害9、浮動性めまい8、歩行障害6、意識レベルの低下5、血中尿酸増加5、無力症5、悪心4、構音障害4、腎障害4、腎不全4、薬物濃度増加4、嘔吐4 |
625 | バルガンシクロビル塩酸塩 | 経口 | 好中球減少症4 |
625 | リバビリン | 経口 | 好中球数減少8、貧血8、白血球数減少6、ヘモグロビン減少5、発疹5、発熱5 |
629 | テルビナフィン塩酸塩 | 経口 | 肝機能異常8 |
799 | バレニクリン酒石酸塩 | 経口 | うつ病7 |
811 | オキシコドン塩酸塩水和物 | 経口 | 譫妄4 |
821 | フェンタニル | 外用 | 譫妄5、悪性新生物進行4、意識レベルの低下4、呼吸抑制4、薬剤離脱症候群4 |
資料3-2:国内副作用報告の状況(医療用医薬品)[PDF:6634KB]より引用
今回も前回と同様の傾向でしたが、処方頻度が高いもの、注目を集めているものでの報告が目立ちました。
バイアスがかかるかもしれませんが、注目すべき副作用はリストアップして、もっと積極的に報告できるようにするのもひとつの方法ではないかと思います。
一方、一般用医薬品についての副作用報告も公表されています。
資料3-3:国内副作用報告の状況(一般用医薬品)[PDF:321KB]
詳細については、医薬品医療機器総合機構HP(http://www.info.pmda.go.jp/)の「副作用が疑われる症例報告に関する情報」のページでの検索も可能です。(以下同機構サイトへリンク)
副作用が疑われる症例報告に関する情報について(平成16年度以降の報告)
副作用が疑われる症例報告の活用方法について(PDFファイル)
一方、海外における添付文書の変更や当局の発表をまとめたものをあわせて発表されてしています。今後はこれらの知見を踏まえ、添付文書の改訂が行われるものと思います。やはり代表的な重篤な副作用は、患者さんに伝えることが必要だと改めて感じさせられます。
資料3-5:外国における新たな措置の報告状況[PDF:1986KB]
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