前記事で触れたLarebについて、改めて紹介しておきます。 (個人的メモも兼ねる)
Lareb:
http://www.lareb.nl/Home(オランダ語)
http://www.lareb.nl/Home?lang=en-GB(英語)
これまでにツイートや記事で取り上げていますが、このオランダ薬剤監視センター(Lareb:Netherlands Pharmacovigilance Centre Lareb)は、Medicines EvaluationBoard(MEB)の基金で1991年に設立された国の独立機関で、国内での副作用報告の収集の他、副作用の評価とシグナル検出、国内の副作用報告データベースの管理等の業務を行っています。
データマイニング手法の導入に関する検討結果報告書
(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 2008.3)
http://www.info.pmda.go.jp/kyoten_iyaku/file/dm-report19.pdf
シグナル検出については下記資料がわかりやすい。
患者さんを守る。その薬を守る。
~安全性情報の自動蓄積とその利用~
(日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 統計・DM 部会 2008.3)
http://www.jpma.or.jp/information/evaluation/publishing_center/pdf/008.pdf#page=32
医薬品有害事象データベースを用いたデータマイニング
(SAR News No.23 2012.10)
http://bukai.pharm.or.jp/bukai_kozo/SARNews/SARNews_23.pdf#page=12
時々紹介している、Larebのシグナル(検出)は、Quarterly reportsという形で、1年に4回報告され、成分ごとのアルファベット順のページ(検索可)もあります。(英語です)
Quarterly reports
http://www.lareb.nl/Informatie-bijwerkingen/Kwartaalberichten?lang=en-GB
Signals
http://www.lareb.nl/Informatie-bijwerkingen/Signalen
ファーマコビジランス関連の文献を紹介するサービスも行っています
Literature Service(アブストラクトで紹介)
http://www.lareb.nl/Informatie-bijwerkingen/Literatuurservice
Lareb関連で論文として発表されたものはフルテキストで見ることができます。
Publications
http://www.lareb.nl/Informatie-bijwerkingen/Publicaties
http://www.lareb.nl/Informatie-bijwerkingen/Publicaties?lang=nl-NL
また、オランダ語のみでの提供ですが、妊産婦・授乳婦に関する情報も掲載しています。
Teratologie Informatie Service
http://www.lareb.nl/Teratologie
(症状別トピック)
http://www.lareb.nl/Teratologie/Achtergrondinformatie
(よくある質問)
http://www.lareb.nl/Teratologie/Veelgestelde-vragen
アーカイブ(2014)のページ
http://www.lareb.nl/Nieuws/2014
(オランダ語のページの方が詳しい)
なお、シグナル検出は、WHO Pharmaceuticals Newsletter でも定期的に公表されているので、定期的にチェックをしています。
WHO Pharmaceuticals Newsletter
http://www.who.int/medicines/publications/newsletter/en/
参考:
欧米における患者と医薬品情報
―患者からの副作用報告-
(薬学図書館 53(3) 190-202,2008)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpla1956/53/3/53_3_190/_article/-char/ja/
関連情報:TOPICS
2013.09.16 シグナル(オランダLareb Quarterly Reports)
2013.05.09 シグナル(オランダLareb Quarterly Reports)
2013.02.25 シグナル(オランダLareb Quarterly Reports)
2012.11.02 シグナル(オランダLareb Quarterly Reports)
(最近は記事として紹介していません。医薬品安全情報の和訳に期待しています)
2014年11月15日 15:25 投稿