国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は1月15日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.13 No.1を公表しています。
すでにツイートで紹介しているものもありますが、これまであまり紹介されていなかった各国当局の副作用報告のまとめやシグナル検出の情報も紹介されるようになり注目です。(因果関係が示唆されていないと結論づけられていないシグナルなども含みます)
dimethyl fumarate(多発性硬化症治療薬)と進行性多巣性白質脳症、ゾピクロン(アモバン他)と服用翌日の活動障害のリスク、ウステキヌマブ(ステラーラ皮下注)と重篤な皮膚障害(剥脱性皮膚炎および乾癬性紅皮症)のリスク、エポエチンアルファ(皮下投与)と赤芽球癆のリスク、トピラマート(トピナ)と視野欠損のリスクなどについて の情報が掲載されています。
またEMAのPRACで、アリピプラゾ-ルと攻撃性および関連事象、インフリキシシマブと横紋筋融解症、メチルプレドニゾロンと高用量静注後の肝毒性、非定型抗精神病薬と急性腎不全、ソラフェニブと急性汎発性発疹性膿疱症、ビルダグリプチンと腎不全/間質性肺疾患、ビスホスホネートと心臓弁膜症、シルデナフィルと黒色腫などのシグナルが取り上げられたことを紹介しています。
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2015年01月19日 10:28 投稿