12月10日付け官報で、後発品などの薬価が告示されました。適用日は11日です。インターネット版官報(http://kanpou.npb.go.jp/)の号外277号(6-10ページ)で閲覧できます。(11-12ページには経過措置品も掲載)
収載されたのは、318品目の後発医薬品などで、うち新規成分の後発品として収載されたのはセルトラリン錠、アムバロ配合錠など12成分24規格164品目です。
以下、注目の成分を中心に抜粋しました。
後発品名 | 先発医薬品名 | 発売メーカー |
---|---|---|
セルトラリン錠25mg/50mg | ジェイゾロフト錠25mg/50mg | DSEP、JG、TCK、YD、アメル、ケミファ、サワイ、サンド、タカタ、タナベ、ツルハラ、トーワ、ニプロ、杏林、科研、三和、日医工、明治 |
セルトラリン錠100mg | ジェイゾロフト錠100mg | アメル、タカタ、ツルハラ、三和、明治 |
セルトラリンOD錠25mg/50mg | ジェイゾロフトOD錠25mg/50mg | アメル |
アマルエット配合錠1番/2番/3番/4番 | カデュエット配合錠1番/2番/3番/4番 | DSEP、EE、KN、TCK、ケミファ、サワイ、サンド、トーワ、ニプロ、日医工 |
アムバロ配合錠 | エックスフォージ配合錠 | DSEP、EE、FFP、JG、KN、SN、TCK、YD、アメル、イセイ、オーハラ、ケミファ、サワイ、サンド、タナベ、テバ、トーワ、ニットー、ニプロ、ファイザー、杏林、科研、日医工、日新 |
ロサルヒド配合錠HD | プレミネント配合錠HD | EE、JG、KN、KOG、テバ、杏林、三和 |
レボカルニチン塩化物錠100mg/300mg | エルカルチン錠100mg/300mg | イセイ、フソー、日医工 |
カムシア配合錠LD/HD | ユニシア配合錠LD/HD | あすか、サンド、ニプロ |
フリウェル配合錠LD | ルナベル配合錠LD | 持田 |
ラロキシフェン塩酸塩錠 | エビスタ錠60mg | サワイ |
リネゾリド錠600mg | ザイボックス錠600mg | 明治 |
デスモプレシン点鼻スプレー0.01% | デスモプレシン・スプレー10協和 | ILS |
タゾピペ配合静注用2.25/4.5 | ゾシン静注用2.25/4.5 | CHM、DK、DSEP、SN、サンド、テバ、ニプロ、ファイザー、日医工、明治 |
タゾピペ配合点滴静注用バッグ2.25 | 新規格 | サンド、DSEP、ニプロ、ファイザー |
タゾピペ配合点滴静注用バッグ4.5 | ゾシン配合点滴静注用バッグ4.5 | |
マキサカルシトール静注透析用2.5μg/5μg/10μg | オキサロール注2.5μg/5μg/10μg | テバ、ニプロ、ファイザー、日医工 |
アデノシン負荷用静注60mgシリンジ | アデノスキャン注60mg | FRI |
この他、オルメテックOD錠10mg/20mg/40mg、キプレスOD錠10mg/シングレアOD錠10mg、セルセプト懸濁用散31.6%、ビオスリー配合OD錠、ペンタサ顆粒94%、ユリーフOD錠2mg/4mg、レベニンS配合錠、レベニン錠、モーラスパップXR120mgなどの新規格や新剤型品(後発品対策?)の他、名称変更品が薬価に収載されています。
成分ごとには、下記のページを参考するとよいでしょう。(11日以降に更新掲載されると思われます)
使用薬剤の薬価(薬価基準)に収載されている医薬品について(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2014/03/tp0305-01.html
電算コードは下記サイトで
診療報酬情報提供サービス
http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/
一般名処方名も追加になります。(11日以降に更新掲載されると思われます)
処方せんに記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shohosen_140305.htm
関連資料:
ジェイゾロフト後発品など12成分が初収載 12月追補、収載日は11日
(日刊薬業フリーサイト 2015.12.10)
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226583440131.html?pageKind=outline
後発医薬品等の薬価基準収載について
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/related/html/1226733887895.html
明日のGE収載の記事アップ。ゾシン、オキサロール(注射)、ルナベル、ザイボックス、アデノスキャン、デスモプレシンのGE薬価は、先発薬価の約50%。新薬創出加算品のため先発薬価から加算分を差し引いた上で0.6掛け算定されたためです。https://t.co/BkGuY4wWuj
— ミクス編集部 (@mixonlinejp) 2015, 12月 10
2015年12月10日 09:26 投稿