重篤副作用疾患別対応マニュアルの改定がスタート(Update)

 現場の薬剤師なら、一度は目にしたことがある「重篤副作用疾患別対応マニュアル」(→本サイト情報にリンク)ですが、作成開始から10年程度経過したことから、昨年から再開された重篤副作用総合対策検討会で、改定作業が始まっています。

重篤副作用総合対策検討会(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-iyaku.html?tid=128695

 5月12日に開催された、第9回検討会で今後のスケジュールと、改定第1弾として、スティーヴンス・ジョンソン症候群と中毒性表皮壊死融解症の重篤副作用疾患別対応マニュアルの改定案が示され、了承されています。

第9回重篤副作用総合対策検討会
(厚労省2017年5月12日開催)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000164763.html

今回の改定の作業と併せて、新たに次の症状についてのマニュアルが作成されるとのことです

  • 免疫チェックポイント阻害薬による重篤副作用
  • 多形紅斑型薬疹
  • 免疫抑制薬、抗悪性腫瘍薬によるB型肝炎再活性化
  • 免疫細胞の活性化
    (免疫チェックポイント阻害剤の副作用対応)
  • 放射線肺炎
    (対象から外れる可能性あり)
  • 網膜障害、視覚欠損

 下記ページに旧サイト掲載情報(→リンク)に情報を加筆し、新たにページを立ち上げたので、ご参考下さい

重篤副作用疾患別対応マニュアル
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/serious_manual

関連情報:TOPICS
  2005.07.20 重篤副作用疾患総合対策事業の検討が始まる

5月17日13:00更新


2017年05月17日 01:24 投稿

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