12月13日付け官報で、後発品などの薬価が告示されました。適用日は14日です。インターネット版官報(http://kanpou.npb.go.jp/)の号外第275号(9-16ページ)で1か月間閲覧できます。17-19ページには経過措置品も掲載。
新規成分の後発品として収載されたのは00成分00規格00品目です。(後で更新します)
以下、注目の成分を中心に抜粋しました。(漏れや誤りがあるかもしれませんのでご了承を)
後発品名 | 先発医薬品名 | 発売メーカー |
---|---|---|
アトモキセチンカプセル5/15/25/40mg | ストラテラカプセル | サワイ、日医工、ファイザー |
アトモキセチン錠5/15/25/40mg | 新剤型 | DSEP、タカタ、トーワ、ニプロ |
アトモキセチン内用液0.4% | ストラテラ内用液 | トーワ、ニプロ |
エレトリプタン錠20mg | レルパックス錠 | サンド、DSEP、TCK、トーワ、日医工、日新、YD |
エレトリプタンOD錠20mg | 新剤型 | アメル |
オロパタジン塩酸塩ドライシロップ1% | 新剤型 | 日本臓器 |
オンダンセトロンODフィルム2/4mg | ゾフランザイディス | GFP |
カペシタビン錠300 | ゼローダ錠 | 沢井 |
ケトプロフェンパップXR120mg | モーラスパップXR | テイコク |
ゲフィチニブ錠250mg | イレッサ錠 | DSEP |
シロドシン錠2/4mg | ユリーフ錠 | DSEP |
シロドシンOD錠2/4mg | ユリーフOD錠 | DSEP |
デクスメデトミジン静注液200μg | プレセデックス静注液 | サンド、ニプロ |
デクスメデトミジン静注液200μg/50mLシリンジ | プレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ | ニプロ |
トアラセット配合錠 | トラムセット配合錠 | あすか、EE、SN、Me、オーハラ、共創未来、杏林、ケミファ、サワイ、サンド、JG、武田テバ、DSEP、TC、TCK、トーワ、日医工、日新、日本臓器、ファイザー、マルイシ、三笠、YD |
ビマトプロスト点眼液0.03% | ルミガン点眼液 | SEC、TS、日新、ニットー、わかもと |
フェキソフェナジン塩酸塩DS5% | アレグラドライシロップ | トーワ |
フリウェル配合錠ULD | 新容量 | あすか、サワイ、トーワ、モチダ |
ミルタザピン錠15/30mg | リフレックス錠/レメロン錠 | アメル、EE、共創未来、杏林、ケミファ、サワイ、JG、武田テバ、TCK、トーワ、日医工、日新、ニプロ、ファイザー、フェルゼン、明治、YD |
ミルタザピンOD錠15/30mg | 新剤型 | アメル、サワイ、DSEP、トーワ、ニプロ |
ラマトロバン錠50/75mg | バイナス錠 | KO |
ロルノキシカム錠2/4mg | ロルカム錠 | KO |
また、剤型・用量等の追加として、パキシルCR錠6.25mg、ボグリボース錠/OD錠0.2/0.3mg「武田テバ」(AG)、一般名への名称変更品などがあります。
ダルベポエチン アルファ注、トラチモ配合点眼液、ペメトレキセドメトレキセド点滴静注用は今回の告示では見送りとなりました。
成分ごとには、下記のページを参考するとよいでしょう。(14日以降に更新掲載されると思われます)
薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について
https://www.mhlw.go.jp/topics/2018/04/tp20180401-01.html
電算コードは下記サイトで
診療報酬情報提供サービス
http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/
一般名処方名も追加になります。(14日以降に更新掲載されると思われます)
処方せんに記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shohosen_180401.html
後発品薬価収載が官報告示。トラムセット配合錠(23品目、収載会社数23社)と、リフレックス錠/レメロン錠(OD錠含め15㎎に22品目・30㎎に22品目、収載会社数18社)の後発品の薬価は、「内用薬で後発品が10を超えた」ため、先発品の薬価の0.4掛けとなった。
— 国際医薬品情報 (@IPI_editors) 2018年12月12日
後発品薬価収載が官報告示。腎性貧血治療薬ネスプの「バイオセイム(ABS)」は収載されず。企業から収載希望がなかった。次回収載タイミングは最速で来年6月。ABSの薬価を他の後発品と同様、先発品の0.5掛けとするかどうかは未定。厚労省が薬価の決め方の検討が必要と判断した場合、中医協に提案する。
— 国際医薬品情報 (@IPI_editors) 2018年12月12日
2018年12月13日 10:13 投稿