Monthly Archives: 10月 2006

認知症と非定型抗精神病薬

 近年、アルツハイマー型痴呆症に伴う、他者への攻撃性、妄想や幻覚などの行動障害を改善するために、リスペリドンなどの非定型抗精神病薬が使われることがありますが、このほど、南カルフォルニア大学の研究グループが、これらの薬剤の有効性と安全性についての研究を行い、The New England Journal of Medicine に論文を発表しています。 続きを読む


認知症治療薬の使用制限(英国)

 英国では昨年来、ドネペジル(アリセプト)を始めとする認知症治療薬について、費用対効果からその使用を制限する案を打ち出していましたが、NICE(国立医療技術評価機構)は11日、7月13、14日に行われた公聴会で出されたアルツハイマー病協会、認知症ケア財団、英国看護協会、英国精神科医師会や認知症治療薬メーカーによる使用制限に反対する意見陳述について、すべての意見を棄却すると発表し、英国内では大きな反発を招いています。 続きを読む