Monthly Archives: 6月 2009

プロピルチオウラシルは第二選択とすべき(米FDA)

 米FDAは3日、抗甲状腺薬のプロピルチオウラシル(PTU:チウラジール、プロパジール)について、重大な肝障害の報告があるとして、バセドウ病(米国では、“Graves’ disease”というようです)の治療で抗甲状腺薬を使用する場合には第一選択薬としないよう注意を呼びかけました。 続きを読む


タミフルの10代患者の使用制限は妥当(厚労省作業部会)

 3日、タミフルの服用と飛び降りなど異常行動との関連の検討を行う「第8回リン酸オセルタミビルの臨床的調査検討のためのワーキンググループ(臨床WG)」が非公開で開かれ、WGとして「因果関係は明確に分からず、10代への原則使用中止は妥当だ」との見解をまとめたそうです。 続きを読む


薬害肝炎の検証及び再発防止に関する研究 中間報告書

 厚労省は3日、この3月に「薬害肝炎の検証及び再発防止に関する研究班」がまとめた中間報告書をウェブサイトで公表しました。(全487ページ) 続きを読む


新型インフルエンザ感染対策は現時点でどこまで必要か?

 厚労省の新型インフルエンザ対策推進本部は2日、地方自治体の衛生主管部(局)長宛に、「医療機関における新型インフルエンザ感染対策について」という通知を出しました。 続きを読む


第1回内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会

 すでに、業界紙・ブログなどで紹介されご存じの方も多いかと思いますが、厚労省は5月25日、「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」の第1回会合を開催しています。 続きを読む


患者さんの利便性のために、行政が調剤薬局を誘致することは必要か?

 4月27日のTOPICS(地元に薬剤師の首長が誕生。でも・・・)で、地元足利市に誕生した薬剤師の市長が、2年後に全面移転が予定されている広域病院(足利赤十字病院)の隣接地に、調剤薬局の誘致を検討しているということを紹介しましたが、市長は相当本気のようです。 続きを読む


たばこパッケージに写真入り警告文を各国政府は義務づけるべき(WHO)

 新型インフルエンザで今年は盛り上がりに欠けましたが、きのう5月31日は世界禁煙デーです。今年のテーマは、“Tobacco Health Warnings”で、WHOでは世界禁煙デーに先だって29日、各国政府に対し、たばこのパッケージに健康を害することを記した写真による警告文の義務付けを行うべきとした声明を発表しています。 続きを読む