国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は4月15日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.8 No.8を公表しています。
アルテプラーゼ(アクチバシン)の適応外使用、Fluoxetineと先天性心欠陥、デフェラシロクス(エクジェイド)と腎機能障害・肝機能障害・胃腸出血、サキナビル(インビラーゼ)と不整脈、抗D(Rho)ヒト免疫グロブリン、クロピドグレル(プラビックス)とオメプラゾールの相互作用、光線過敏性反応に関する注意喚起(注意すべき薬剤)などの情報が掲載されています。
全文はこちら(PDF)です。
関連情報:TOPICS
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2009.07.13 海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.7 No.14
2010.03.13 プラビックスの使用前に遺伝子検査が必要?
2010年04月15日 17:02 投稿
一番最後の光線過敏症を起こしやすい薬剤についての情報ですが、原文に当ってみたところ、ニュージーランド皮膚科協会の情報サイトへのリンクがありました。
Drug-induced photosensitivity
(DermNet NZ)
http://dermnetnz.org/reactions/drug-photosensitivity.html
薬効群ごとに、光線過敏症を起こす可能性がある薬剤名が列挙されています。
プレミネント配合錠などヒドロクロルチアジドの利尿剤が配合されたARB合剤や、エナラプリルなどが処方された場合には、光線過敏症の有無を確認する必要がありそうです。