日本セルフメディケーション学会に注目

 去年お話をさせていただいた、日本セルフメデフィケーション学会(http://www.self-medication.ne.jp/event/01/annual_meeting/)の第10回学会が13(土)、14(日)に慶応大の芝共立キャンパスで開催されます。今年は、海外の事情を紹介するシンポや「むくみを訴える人へどう対応するか」という教育講演などが設定されており、注目しています。

第10回セルフメディケーション学会
http://www.self-medication.ne.jp/event/2012/04/10.php
http://www.self-medication.ne.jp/2012/gaku2012.pdf

 最も関心があるのが、13日(土)の13時過ぎから行われるシンポジウム『諸外国から学ぶセルフメディケーション支援』で、以前記事でも紹介(TOPICS 2011.09.19)した、Pharma Tribune 誌で英国における薬局事情を紹介されている、松原なぎさ氏などが海外の事情を紹介してくれます。

『諸外国から学ぶセルフメディケーション支援』
 座長:亀井美和子(日本大学薬学部 教授)

  • 『英国のセルフケア支援とセルフメディケーション』
    松原なぎさ(松原薬局ストア 薬剤師)
  • 『オーストラリアから学ぶセルフメディケーションに係る薬剤師の役割』
    坂巻 弘之(名城大学薬学部 教授)
  • 『米国のOTC医薬品を通して考える医療と薬剤師の役割』
    陳 惠一(CJCファーマ(株) 代表取締役 元カイザー・パーマネンテ薬剤部マネージャー) 

 現在、土曜日だけでも参加できないか調整中ですが、もし参加できれば、

  • 海外では、在宅患者(特に高齢者)の医薬品の管理やセルフメデフィケーションがどのようにおこなわれているか
  • 第一類医薬品を取扱いをしていない地域薬局が少なくない中、海外ではどのようにしてセルフメディケーションにおける薬剤師の役割が認識されるようになったのか

といった質問をぶつけようかと思っています。

関連情報:
 2012.10.07 2012 Global Pharmacy Workforce Report(FIP)
 2011.09.19 地域薬局のマクドナルド化
 2011.10.20 日本セルフメディケーション学会で話をしました
 2010.04.29 OTC医薬品の使用環境における問題点と今後の課題(学会シンポ)
           (陳 惠一氏はこのときの座長でした) 

オーストラリアの薬剤師に学ぶ
OTC医薬品を用いた薬剤師による軽医療マネジメント
(大日本製薬 エクセレントファーマシー)
 https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/epharmacy/study/11.html

オーストラリアの経験から学ぶOTC医薬品販売
(Pharma Tribune 4(2) p12-15,2012)
 http://www.medical-tribune.co.jp/pt/pdf/pt_20120403.pdf


2012年10月12日 09:42 投稿

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