海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.11 No.14

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は7月4日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.11 No.14を公表しています。(“☆”印が付いているのものは国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部が注目しているものです)

 早産防止目的での硫酸マグネシウムの長期使用(☆)、持効性抗精神病薬olanzapine pamoate の筋肉内投与後の死亡例、消費者からのMedWatchへの報告奨励、インスリン グラルギン(ランタス)についての新たな安全性データのレビューの結果、禁煙補助薬バレニリン(チャンピックス)及びbupropion hydrochloride(Zyban)の製品モノグラフ改訂、ANZTPA(Australia New Zealand Therapeutic Products Agency)による医療製品の安全性懸念に関する早期警告などの情報が掲載されています。

 全文はこちら(PDF)です。

 FDAでは、小児への医薬品使用に伴う消費者報告の役割について、小児用医薬品に関する臨床試験の多くは,患者数が比較的少なく、市販後に年齢のさまざまな多数の小児がその医薬品を使用して初めて問題が検出される場合があるとして、小児への医薬品使用に伴う予想外の重篤な副作用では,消費者の報告が特に重要な役割を果たす可能性があるとしています。(日本ではどんなんだろう)

関連情報:TOPICS
 2013.06.03 切迫早産と硫酸マグネシウム


2013年07月08日 22:51 投稿

Comments are closed.