国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は2月26日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.13 No.4を公表しています。
すでにツイートで紹介しているものもありますが、これまであまり紹介されていなかった各国当局の副作用報告のまとめやシグナル検出の情報も紹介されるようになり注目です。(因果関係が示唆されていないと結論づけられていないシグナルなども含みます)
BMPなどの組換えタンパク質または合成ペプチドを含有する骨補填剤と18歳未満の患者への使用、ミコフェノール酸モフェチル(セルセプト)・ミコフェノール酸と低γグロブリン血症と気管支拡張症のリスク、ジクロフェナク錠剤の処方せん薬化(英)、ドネペジル(アリセプト他)と横紋筋融解症と悪性症候群のリスク、ドンペリドン(ナウゼリン他)と重篤な心調律異常および突然死(心停止)との関連などの情報が掲載されています。
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関連情報:TOPICS
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2015年03月12日 16:56 投稿