性と生殖に関する健康における地域薬剤師の実践に対する障壁と促進要因などについての各国の取り組み状況を紹介・論評するとともに、豪州における避妊ケアアクセス向上の取り組みを紹介
【Int J Clin Pharm. 2025 Feb 21】
Community pharmacists improving equitable access to contraceptive methods: a commentary
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11920378/
過去10年間で、カナダ、ニュージーランド、米国、英国では、地域薬剤師が避妊法、特に経口避妊薬を処方するための支援をし始めており、薬剤師がその業務範囲を越えて働くことを可能にしている。
性と生殖に関するヘルスケアへのアクセスにおけるこの変化は、国際的にも拡大し続けており、2015年の分析では、避妊法を入手するために処方箋が必要な国は147カ国中47カ国に過ぎないことが示された
下記表は、高所得国、中所得国、低所得国におけるコミュニティ薬剤師による避妊法の処方実践に関する国際的なエビデンスをまとめたものである。
薬剤師の多くは、薬剤師による避妊法の処方や補充が許可されている管轄区域で業務を行っており、これにより公平なアクセスとタイムリーな性と生殖に関するヘルスケアが大幅に改善されることを認識している。
豪州では、他の高所得国ですでに行われている慣行をモデルに、地域薬剤師が避妊薬を処方できるようにすることで、障壁を取り除き、避妊ケアへのアクセスを改善しようと努めている。
2025年04月20日 23:15 投稿