の期間にXに投稿していた、他サイトではあまり紹介されていないものを中心に、ちょっと気になった論文や報告、発表などをピックアップしました。気になったものは独立記事に するかもしれません。誤りがあったらご指摘下さい。必ずしも最近アップされたものとは限りません。(特にJ-STAGE に掲載のものは、発行後一定期間 過ぎてから解禁となるものがあり、1年以上前に掲載された論文等を紹介する場合があります)
★更新することが多いので、2013年1月分よりスタイルとURLのタイプを変えました。サイドバーに各月記事へのリンク、右下に最終更新日を記してあります。
紹介日 | 論文・報告タイトル (紹介記事・ブログ、関連論文) |
概要・コメント |
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11.29 | Exploring the factors associated with difficulties in extracting tablets or capsules from press-through-package sheets (Br J Clin Pharmacol. 2024 Nov 28) |
患者さんにとって取り出しにくい薬につじて調査 電子お薬手帳(harmo)を使用して、調剤データに基づいて、包装から取り出しにくい薬に関する患者の好みを収集 最も多かったのは、ネキシウムカプセル20mg 次いでエソメプラゾールカプセルGE、エルデカルシトールカプセル0.75μgGE2社、プレドニン錠5mgだった |
11.29 | Understanding the burden and influencing factors in family caregivers’ medication assistance for patients with dementia: a survey study (BMC Geriatr. 2024 Nov 28 |
認知症高齢者を長期に介護する家族介護者の負担感や服薬援助に影響を与える要因を検討 担と服薬介助の困難の有無、1日の服用回数、服薬拒否、服薬と生活習慣の調和度などの因子との関連が浮き彫りになった |
11.29 | Pharmacy Education and Clinical Pharmacy Training in France (Pharmacy (Basel). 2024 Oct 29 |
フランスにおける薬学教育と臨床薬学研修を紹介したもの |
11.28 | Deciphering the Roots of Pharmacists’ Critical Thinking About Pseudoscientific Claims: Insights from a Cross-Sectional Survey (Pharmacy (Basel). 2024 Nov 6) |
ドラックストアに勤務する薬剤師571人に対し、疑似科学に関する項目を含めたアンケートを実施 性別と学歴はPCSスコアに有意な影響を及ぼし、男性薬剤師と6年制薬学部の卒業生はより高い懐疑心を示した→プレスリリース |
11.25 | 調剤薬局におけるフィジカルインターネット~コンビニエンスストアにおける調剤薬局サービス展開の可能性~ (野村総研 2024.11.25) |
じゃあ欧州のように箱出しにすればいいじゃんと思う反面、その行き着く先は? 結局、一般の人は、「薬局は調剤するところ」という認識しかないから、「地域の基幹コンビニエンスストアの2階を利用して24時間365日の調剤薬局事業に進出」という、結論になるんだろうと思う |
11.24 | Positive association between Internet use and mental health among adults aged ≥50 years in 23 countrie (Nat Hum Behav. 2024 Nov 18) |
自分は大丈夫かな インターネットの使用は、うつ症状の減少、生活満足度の向上、自己申告による健康状態の改善と関連 |
11.24 | Suicide-related risk among patients using branded and generic fluoxetine: a propensity score-matched, new-user design in Taiwan (BMC Psychiatry. 2024 Nov 2) |
セルトラリンについて、ブランド品とGEの使用者の違いを比較し、自殺関連する問題に焦点を当てた台湾のコホート研究 |
11.24 | Pharmacist Perceptions and Future Scope of Telepharmacy in New Zealand: A Qualitative Exploration (Int J Telemed Appl. 2024 Nov 14) |
テレファーマシーに対する考えについて23人の薬剤師にインタビューしたニュージーランドの研究 農村部、低所得者層、高齢者、先住民族など十分な医療を受けられていない人々の医療へのアクセスをどのように改善できるかを探ることは、医療提供の公平性を促進するために不可欠 |
11.22 | Promethazine hydrochloride (Phenergan) should not be given to children under 6 (豪TGA 2024.11.19) |
PI、CMIに6歳未満の小児における精神および中枢神経系の副作用(多動性、攻撃性、幻覚など)のリスクを含めるよう指示 |
11.20 | Flukonazol kapsler blir reseptpliktig (DMP 2024.09.26) |
ノルウェー医薬品庁(DMP)は、「自然流産や先天性奇形のリスクがあるとしたEMAのPRACによる妊娠中の使用に関する新たな警告に基づいて、フルコナゾールを10月1日から処方の対象とすることを決定 |
11.16 | Fukushima Outpatient Pharmacotherapy Model for Breast Cancer (JMA J. 2024 Oct 15;7(4):618-621) |
福島県で行われている、乳がん薬物療法における薬薬連携についての紹介 |
11.16 | A Pharmacovigilance Study on Psychotropic Agent-Induced Urinary Retention Using the Japanese Adverse Drug Event Report Database (Drugs Real World Outcomes. 2024 Nov 13) |
日本医薬品有害事象報告データベース(JADER)を用いて、74種類の向精神薬についての尿閉に関する報告オッズ比を算出 リスペリドン、アセナピン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール、ブロナンセリン、ブレクスピプラゾール、およびルラシドンがシグナル検出基準を満たした |
11.16 | 韓国の医薬分業 (薬剤学 (73)4 p207-210,2013 |
統計的に把握しにくいものの,医薬分業により医師の処方箋が公開されることで医師が処方箋作成に一層注意を払うようになっ |
11.07 | Medication Review: What’s in a Name and What Is It about? (Pharmacy (Basel). 2024 Feb 19) |
当初、医薬品使用の最適化は経済的な目的でしたが、その後、より患者中心のアプローチへと進化 |
11.02 | Pharmacist supply of non-prescription sildenafil in Norway: a simulated patient mixed-method study (Int J Pharm Pract. 2024 Sep 21) |
ノルウェーでは2019年から処方箋なしのシルデナフィルの供給が行われているが、必須チェックリストを完全に遵守されていない |
11.01 | Community-Based Pharmacists’ Perspectives on Prescribing Authority for the Minor Ailments and Contraception Service in British Columbia (Innov Pharm. 2024 Aug 21) |
軽症疾患および避妊サービスへの、加ブリティッシュコロンビア州の地域薬剤師の意識を調査 単純性尿路感染症、アレルギー性鼻炎、結膜炎の処方が多い一方、避妊薬については少なかった 患者ケアにおける多くのメリットを認識している一方で、職場環境の障壁が対応を妨げている可能性があると指摘 |
11.01 | Understanding the Relationship Between Adverse Medication Use and Falls Among Older Patients Receiving Home Medical Care: OHCARE study (Gerontol Geriatr Med. 2024 Oct 29) |
多剤併用が転倒または他の臨床結果に関連しているかどうかを評価 大阪、兵庫の在宅療養支援診療所8施設が協力 在宅医療を受けている高齢患者でも、6剤以上の薬剤の使用は転倒のリスクをもたらす→OHCARE研究 |
11.01 | 自傷・自殺未遂レジストリ(JA-RSA)2024年報告書 公開のお知らせ (日本臨床救急医学会 2024.09.11) |
JA-RSAが運用開始された2022年12月1日から2023年12月31日までに受診した症例1987件の概要をまとめたもの |
最終更新日:2025年4月26日