若年性認知症ハンドブック(東京都)

 東京都はこのほど、産業医及び企業団体の人事・労務担当者等を対象に、職場内において、若年性認知症の人を早期に発見し、適切な支援につなげることを目的として、「若年性認知症ハンドブック」を作成しています。

認知症の人が安心して暮らせるまち・東京を目指して
若年性認知症ハンドブックを作成しました
~職場における若年性認知症の人への支援のために
(東京都福祉保健局2010年12月3日)
  http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/20kc3300.htm

若年性認知症ハンドブック
-職場における若年性認知症の人への支援のために-
(東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課 2010年11月)
 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/DATA/20kc3300.pdf

 このハンドブックは、認知症になっても認知症の人と家族が安心して暮らせるまちづくりの推進を目的として設置された「東京都認知症対策推進会議」の「若年性認知症支援部会」が平成22年3月にまとめた報告書を踏まえて作成されたもので、若年性認知症に特有の課題を踏まえ、

  • 若年性認知症に関する情報提供
  • 早期発見、早期診断、早期治療に結び付けるための相談体制の紹介
  • 利用できる介護保険サービスの紹介
  • 認知症の進行程度に応じた就労支援の紹介
  • 本人・家族、相談窓口職員、企業等に対する利用可能な経済的支援制度の紹介

など、東京都が現在行っている様々な面からの支援策が紹介されています。

 サブタイトルの通り、このハンドブックは若年性認知症を抱える家族向けではなく、企業・団体の人事・労務担当者、産業医、職場の管理職等に向けた内容となっていますが、利用可能な制度や具体的事例も紹介されており、若年性認知症を理解するのに私たちにも役立ちそうです。


2010年12月07日 17:13 投稿

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