全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)の年次総会に相当する、第10回薬害根絶フォーラム〜その薬に責任持てますか?[案内ちらし表・裏:PDF]が15日都内で開催されています。
薬害肝炎問題、サリドマイドの再承認、医薬品のネット販売などの課題があり、メディアも関心をもって取り上げるのかと思いましたが、全国紙はほとんど記事になっていません。
どのような状況だったのだろうかと思っていましたが、当日参加された方がブログで様子を詳しく紹介していました。
第10回薬害根絶フォーラムより(何かをすれば何かが変わる・11月16日)
http://blog.goo.ne.jp/suke03_tam24/e/40758eaf3606e0ea899f8fd1662e7c63
ブログで紹介された方の、薬害被害者の発言のメモや、「薬局薬剤師はどのような責任を追っているのか、忘れかけているのではないか。自分たちの都合や事情で業務を進めているのではないか。」という指摘には考えさせられました。
また、医薬品のネット販売については議論が行われたようで、各記事をまとめると、「リスクや副作用の相談ができない」、「ネット企業は『利便性』を強調するが、もうけしか考えていない」「これまで問題なかったからいいのではなく、問題があったから薬事法が改正されている」「ネット販売を容認すれば、リスクに応じて専門家が販売するという今回の改正の根幹が崩れてしまう」「薬害は医療用医薬品だけに見られてきたのではない」「経済性や利便性を優先させ、安全性確保が保たれない状態で薬害の被害者が出たらどうするのか」といった発言があったそうです。
なお、同協議会ウェブサイト(http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/)では、過去のフォーラムでの概要、参加者意見・感想などが掲載されています。(医薬品販売制度については、過去複数回にわたり、とりあげられています)
参考:日経BPネット11月17日
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20081117/112659/
しんぶん赤旗11月16日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-16/2008111614_01_0.html
2008年11月17日 20:30 投稿