4月から始まった特定健診・保健指導(いわゆるメタボ検診)については、食生活や運動を指導する者(特定保健指導の実施者)として、薬剤師も含まれるようになりましたが、この指導担当者となるには、食生活改善指導担当者で30時間、運動指導担当者では147時間の研修を受講し、「専門的知識及び技術を有すると認められる」ことが必要です。
厚労省は25日、この研修で用いられる厚生労働科学特別研究において作成された研修教材(運動指導担当者研修テキストについては追補版)をHPに掲載しました。
特定保健指導の実践的指導実施者研修教材について(厚労省HP)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info03k.html
このうち、食生活改善指導担当者研修で用いられる「食生活改善指導担当者テキスト」は、栄養指導方法の指針だけではなく、各ライフステージの特徴、健康レベル別健康課題や口腔保健などのテーマが取り上げられており、現在国民が抱える健康問題を理解するうえで、大変有用な学習資料となっています。
地元の薬剤師の中でも、この研修を外部で受けた方がいて、大変有意義であったと語るとともに、現場の薬剤師が取り組むべき大きな課題であるとも述べていました。是非、指導担当者を目指さない方でも、このテキストに目を通すことをおすすめします。
関連情報:TOPICS 2008.02.16 特定保健指導と薬剤師
食事バランスガイド
厚労省〜http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html
農水省〜http://www.maff.go.jp/food_guide/balance.html
健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)
(厚労省:運動施策の推進)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou.html
6月26日 0:20掲載
2008年06月26日 00:20 投稿