医学ライブラリーのフリーアクセス

 新聞記事では、被災にあわれた薬剤師の方が避難所を巡回して必要な薬を割り出して薬を入手するなどといった記事や、NHKで薬剤師が必要とされていますなどの報道がありますが、現場の惨状や援助物資が届いていない現状を知ると、一薬剤師として何もできない自分に無力感すら感じます。

 厚労省などの検討会等はほとんどが中止され、一部検討会などでは報告書案なども出ているものもありますが、こういった情報をお伝えするという状況ではありません。

 また、震災関連情報をWEBのみで判断して紹介するのも不十分でない可能性があり適当でないと考えています。

 本サイトを訪問される方におかれましては、日薬(http://www.nichiyaku.or.jp/contents/topics/tpc110313.html#316)や厚労省(http://www.mhlw.go.jp/stf/new-info/index.html)が発信する最新の情報を毎日チェックするようお願いします。

 よって一定期間、重要な情報を除き記事の追加・更新を控えることとしましたので、よろしくお願いします。

 なお、Mindsの登録の方にはメールでご存じだと思いますが、エビデンスを提供するコクランコラボレーションでは、今回の大震災の医療や救急関連の情報ソースとして、日本向けに下記2つの提供を行っているとのことです。

1.Evidence Aid Project(救急関連の情報ソース)
  http://www.cochrane.org/cochrane-reviews/evidence-aid-project

  Resources for Japanese earthquake and tsunami
   http://www.cochrane.org/features/evidence-aid-resources-japanese-earthquake-and-tsunami

2.コクランライブラリーの内容を日本に向けて無料公開
  http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html

関連ブログ:様々な医学ライブラリ・ フリーアクセス許可
        (内科開業医のお勉強日記 2011.03.14)
        http://intmed.exblog.jp/12275419/


2011年03月16日 16:43 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

     書籍流通大手のトーハンが運営する Medical e-hon が、各出版社の協力を得て、災害医療関連コンテンツを期間限定で無料としています。(但し、会員登録は必要のようです)

     緊急無料配信中 災害医療特集
      http://www.me-hon.ne.jp/meb/bin/pickup_report_desc.asp

     各出版社の配慮に感謝します。

    関連情報:TOPICS 2009.04.10 Medical e-hon