東北関東大震災レポート(日病薬)

 日病薬のHP(http://www.jshp.or.jp/)に東北関東大震災のレポートが掲載されています。

東北関東大震災レポート(日病薬3月17日)
 http://www.jshp.or.jp/cont/11/0317.html

東北関東大震災レポート 第2報(日病薬3月17日)
 http://www.jshp.or.jp/cont/11/0317-2.html

東北関東大震災レポート 第3報(日病薬3月18日)
 http://www.jshp.or.jp/cont/11/0318.html

 医薬品不足の現状や薬をなくしてしまったなど、心が痛む現状が伝えられています。

 一方で、薬剤師のニーズは沢山多くあることがうかがわれます。特に慢性病を抱えている方々へのサポートが不可欠です。多くの薬剤師の助けが必要です。

 私を含め首都圏では計画停電で日常の業務で精いっぱいですが、是非全国の多くの方がボランティアで応援することが望まれます。

 また、震災や原発の関連で避難されている方が全国広範囲に及んでいます。私の所でさえ、原発の影響から避難された方から普段飲んでいる薬の入手の相談を受けました。

 日頃から、日薬や日病薬、厚労省、地元自治体(受け入れ体制など)発信の情報を入手しましょう。

関連記事:
【東日本大震災】深刻化する医薬品不足‐宮城県の現状を避難所部隊薬剤師が報告
(薬事日報 HEADLINE NEWS 3月18日)
http://www.yakuji.co.jp/entry22380.html


2011年03月18日 17:17 投稿

コメントが4つあります

  1. ご無沙汰しております。
    今は群馬の調剤薬局で業務をしております。
    今回の震災に対する、薬剤師会の対応で、小島先生にご相談です。

    群馬の県薬でも、薬剤師ボランティアを募集しておりますが、現地赴任ありきで、最低4泊5日と、高いハードルを設けております。
    一方、現場で実務に従事する薬剤師は、なかなか平日5日も店を空ける訳にいきません。
    そんな時、小島先生のレポートに通ずる活動を群馬県の草津町で実践している薬剤師グループが新聞(群馬版)に紹介されました。

    服薬トリアージです。

    そこで、この研究会で、両毛地区の拠点というか、薬剤師後押し活動というか、出来ませんでしょうか?

    もし、よろしかったら群馬県薬剤師会の掲示板をみていただければ幸いです。

    長文で、判りにくい文章で申し訳ありませんが、組織としての薬剤師会では小回りが利かない事は、今更言うまでも有りません。宜しくお願い申し上げます。

    群馬県薬剤師会掲示板
    http://www.gunyaku.or.jp/guestbook/index.htm

  2. アポネット 小嶋

    私も記事を見ました。

    読売新聞群馬版 2011年3月28日
     http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110327-OYT8T00536.htm

    何かをしたいという薬剤師はいっぱいいると思います。

    しかし、自分の仕事に穴を開け、自分の薬局を利用している患者さんや生活者に不便をかけることはできません。

    被災地へのボランティアは、人員のやりくりができる会社や組織、大きな病院、薬科大学の実務教員、行政の薬剤師に頑張ってもらうしかないと思います。

    被災地に物理的に行けない私たちは、せめてご提案のトリアージをできる範囲で行うべきと思います。

    確かに自治体によっては保健師さんなどが薬を含めた健康のサポートしていると思いますが、くすりについては保健師さんと薬剤師との見方は違うからです。

    また、避難されている方の事情は自治体によって大きく異なると思います。

    原発から自主的に早めに避難されている場合と退避勧告が行われている住民の方が集団で避難している場合では、大きく異なるからです。

    ちなみに群馬県では自治体ごとの避難民は下記のようになっています。

    避難者の受入れ状況(群馬県)
     http://www.pref.gunma.jp/contents/000129932.pdf

    おそらく今回、草津町で服薬トリアージが行われたのは原発事故の関係などで南相馬市の方が集団で避難されているからだと思います。

    片品村(村がバスをチャーターして避難民を輸送との報道)や東吾妻町、みなかみ町、に同様の避難民が相当数いるようですね。薬局も少ない地域であると考えられるので、同様のトリアージが必要かもしれません。

    まず、地元にどのくらいの避難民がいるのかという把握と、災害対策本部や福祉関連の窓口を通じて、お手伝いができるという意思を伝えていくことが必要かと思います。そうすればニーズが出てくると思います。ニーズがないのに行くというのはなかなか難しいものです。

  3. アポネット 小嶋

    ちなみに他県の避難者の受け入れ状況です。

    県内避難所一覧表(栃木県3月29日現在)
    http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/documents/hinan20110329_1500.pdf

    県北の那須町、鹿沼市(飯館村の住民が集団で避難)などが多いようです。

    東北地方・太平洋沖地震避難者受け入れについて(埼玉県3月29日現在)
    http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/437384.pdf

    さいたまスーパーアリーナから加須市の廃校(旧・県立騎西高校)に移る双葉町の1200人の住民のへのサポートが必要かもしれません。

    追記:
    毎日新聞埼玉版3月31日
    http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110331ddlk11040216000c.html

    日本海側の各県ではさらに多くの方が避難されています。

    県外避難者の受け入れ状況(新潟県3月29日現在)
    http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/dbps_data/_material_/localhost/567.pdf

    山形県内における避難所開設状況及び避難者数(山形県)
    http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/03/fukkou/lifeline/hinanjo.pdf

    被災者受入について(秋田県)
    http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1300334418247&SiteID=0000000000000

  4. ありがとうございます。

    そうですね。冷静に状況を観てからの行動が大切ですね。

    行政の動きも見守りつつ、またご相談申し上げます。