未承認医薬品の開発要望に関する意見募集を開始

 日本では、海外で広く使用されているが成分自体が承認されていない医薬品、成分としては承認されていても適応症として承認されていない薬(以下、未承認医薬品)が数多くあります。

 厚労省では、2005年より未承認医薬品使用問題検討会議を立ち上げ、「欧米諸国での承認状況及び学会・患者要望を定期的に把握し、 臨臨床上の必要性と使用の妥当性を科学的に検証」「当該未承認薬について確実な治験実施につなげることにより、その使用機会の提供と安全確保を図る」などが行われていますが、学会や患者団体からの要望にもかかわらず、これら未承認医薬品の日本での開発・販売には時間がかかっているのが現状です。

 インターネットで最新の治療法が医師だけではなく患者自身が入手できる今日において、これら未承認医薬品への期待が大きいこともあり、厚労省はこういった要望を意見募集の形で広く把握することにしたようです。

医療上の必要性が高い未承認の医薬品又は適応の開発の要望に関する意見募集について
 (厚労省2009年6月18日、募集期間8月17日まで)
 http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p0618-1.html

 なお、要望提出できる医薬品は、未承認医薬品使用問題検討会議で対象となる医薬品に準じています。

医療上の必要性が高い未承認薬等の開発の要望提出に当たっての注意事項
 http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p0618-1a.pdf

関連情報:未承認医薬品使用問題(Keywords)(しばらく更新していません)


2009年06月18日 12:33 投稿

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