8日,厚労省の「新型インフルエンザ対策担当課長会議」を開かれ,新型インフルエンザワクチンの接種までの実施方法について,各都道府県や中核市の担当者に示されています。会議の様子は一部が伝えられていますが,厚労省の「新型インフルエンザ対策関連情報のページ」に当日の配布資料が掲載されましたので一読をおすすめします。
資料1.新型インフルエンザワクチン接種の基本的な考え方について(素案)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-01.pdf
13日まで行われているパブリックコメント(TOPICS 2009.9.6)の資料です。
資料2.新型インフルエンザワクチン接種事業の実施概要(案)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-02.pdf
都道府県が当該都道府県内における接種スケジュールを設定することなどの行政・医師会のそれぞれの役割分担,接種の優先順位,医療機関の選定,接種方法,ワクチンの配分と流通の確保,費用分担,ワクチンの接種の安全性の確保と健康被害の保障,広報の方法などの基本的な考えが示されています。
資料3.新型インフルエンザワクチンに関するワクチン接種事業実施(案)について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-03.pdf
上記の基本的な考え方を踏まえた具体的な実施方法を示しています。(現時点の案であり,今後変更もあるとしています)
このうちワクチンの接種の対象とするための基礎疾患の定義については,今後学会と協議した上で,書面として作成されるようです。また,一部での実施が想定される集団接種については,被接種者またはその保護者の自発的な意志の下で行われるよう配慮しなければならないとしています。
いずれにしても,短期間で実施方法をまとめることは,相当大変ではないかと感じました。
資料4.季節性インフルエンザワクチン安定供給、接種等にかかる取り扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-04.pdf
去年の8割程度しか供給ができない季節性インフルエンザワクチンの取り扱いについて記されていて,高齢者に優先的に使用されることや,必要量に応じた購入を行うことを呼びかけています。
資料5.新型インフルエンザに関する発生状況及びサーベイランスについて
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-05.pdf
新型インフルエンザによる入院患者の概況と,今後の状況の把握方法について記されています。
資料6.新型インフルエンザに関する医療体制について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-06.pdf
これまでに作成された手引きや通知などをまとめています。
資料7.新型インフルエンザに関する沖縄の現状と対策について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090908-07.pdf
関連記事:CBニュース9月8日(一定期間を過ぎるとログイン必要)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24193.html
2009年09月10日 23:31 投稿