週刊誌を見て初めて知ったのですが、神奈川県に続き、兵庫県でも公共の場での禁煙を求める条例(禁煙条例)が制定に向け、現在準備が進められているそうです。(ニュース記事を検索したら確かに出てきた)
そして、29日には2010年6月より検討を行ってきた「受動喫煙防止対策検討委員会」が、公共施設や飲食店、旅館・ホテルなどで、条例による屋内禁煙の義務付けが必要とする報告書をまとめ、井戸敏三知事に提出しています。
屋内禁煙、義務付けを 県の検討委、知事に報告書
(神戸新聞7月30日)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004316218.shtml
受動喫煙防止条例:全国一厳しく、県が策定へ スーパーも銀行も全面禁煙 /兵庫
(毎日新聞7月16日)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110716ddlk28010384000c.html
報告書(案)によれば、「屋外であっても子どもの利用が想定される公共的な空間では、受動喫煙防止のための配慮が必要である」として、学校や病院、公共交通機関、金融機関、スーパー、理・美容店、薬局などは分煙も不可の全面禁煙を義務化する(但し、禁煙を義務付ける施設において、既に喫煙室の設置等による分煙を行っている場合、これを暫定的に認める)、また飲食店についてもより小規模の店舗についても適用を拡大(こちらも原則全面禁煙。分煙や時間禁煙は暫定措置として当面は認める)するなど、神奈川県よりも厳しい条例策定を求めています。
兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会(第9回)
http://web.pref.hyogo.jp/hw13/hw13_000000093.html
兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会 報告書(案)(第9回 資料3)
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000183331.pdf
規制対象となる施設及び規制内容(第8回参考資料)(神奈川県条例との比較)
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000180055.pdf
県は今後、条例案を作成し、パブリックコメントを実施した上で、早ければ年内にも議会への提案を目指すとのことですが、読んだ週刊誌のジャーナリストは、「委員が禁煙派に偏よっている。実施されると経済的打撃が大きい」と厳しく批判、でもこれでも世界よりは遅れているんですよね。
千葉県でも同様の動きがあるそうですが、こちらは慎重のようです。
会議録-千葉県受動喫煙防止対策検討会(千葉県)
http://www.pref.chiba.lg.jp/kenzu/tabako/kentokaikeka.html
参考:
兵庫県 嫌煙家だらけの条例検討委員会
(日刊SPA 2011.07.04)
http://nikkan-spa.jp/16324
千葉県の受動喫煙防止条例の行方は? 飲食店の立場を考慮した意見が続出
(日経レストラン ONLINE 2011.07.12)
http://nr.nikkeibp.co.jp/bunen/municipality/201107/
2011年08月01日 01:40 投稿