日薬はこのほど、児童・生徒や国民にくすりに関する理解を深めてもらうための啓発スライド、「くすりの正しい使い方」(パワーポイント・PDF)を作成し、6日公表しました。
「くすりの正しい使い方」啓発資材の作成について
(日薬2008年6月6日掲載 オープンアクセス)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/keihatsu/default.html
このスライドは、くすりの適正使用協議会(http://www.rad-ar.or.jp/)が作成している啓発用スライド(どちらかといえば学校教職員向け。6月10日リニューアル)をベースに、若干の改変と薬剤師業務などの項目の追加が行われています。
このスライドは、「医薬品の適正使用等の啓発活動」の一環として、平成19年度の厚労省の事業として作成されたもので、日薬では薬剤師が児童・生徒や地域の皆様を対象とした講習会等を実施する場合には、本資材を有効に活用してもらいたいとしています。
日本では、小中学校の教職員も含め、いわゆる「くすり教育」はまだまだですが、海外ではさまざまな取組みが行われています。
くすり教育レポート情報(くすりの適正使用協議会、6月11日リンク変更)
http://www.rad-are.com/box/report/index.php
この他、英国では、昨年行われた“Ask About Medicines Week 2007”で、児童や若者たちに「くすり」について理解してもらうためのキャンペーンが行われている他、米国FDAでは“Medicines In My Home”で、教師向け・生徒向け・一般向けの啓発スライドを掲載しています(誰が実際にどのように活用しているのでしょうか?)
今年3月に告示された新しい学習指導要領に医薬品に関する項目(中学保健体育)が盛り込まれたこともあり、このスライドを活用する機会も増えていくのではないでしょうか?
関連情報:TOPICS 2007.03.06 教育現場における医薬品の適正使用の啓発は重要
文科省「学習指導要領案」について
「小、中学校くすり教育」に関するパブリックコメントを提出
(RAD-AR TOPICS 2008.3.26)
http://www.rad-ar.or.jp/blog/2008/03/post_46.html
くすり教育(くすりの適正使用協議会、6月10日にリニューアルされました!)
http://www.rad-are.com/index.html
小学生からのくすり教育(製薬協・くすりマガジン)
http://www.jpma.or.jp/medicine/magazin/mg-001.html
6月11日更新
2008年06月07日 23:00 投稿