国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は11月12日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.7 No.23を公表しています。
セフトリアキソン(ロセフィン)とカルシウム含有溶液との配合禁忌、 シタグリプチン(ジャヌビア、グラクティブ)・シタグリプチン/メトフォルミン(Janumet)と急性膵炎、睡眠導入剤と異常行動リスク、咳止め・かぜ薬:6歳未満の小児に使用しないよう勧告(NZ)、ファーマコヴィジランス諮問委員会(PhVWP)がMonthly Reportを発刊などの情報の他、インフルエンザ関連の情報(下記)が掲載されています。
- 専門家部会がWHOにワクチン接種の方針を助言 〔WHO〕
- WHOがA/H1N1ワクチン接種の安全性調査に使用するソフトウェアを公開 〔WHO〕
- 豚インフルエンザワクチンの接種開始に備えて安全性モニタリングプログラムを拡張
- VAERS(ワクチン有害事象報告システム)について 〔米FDA〕
- 抗インフルエンザウイルス薬の関連情報 〔米FDA〕
全文はこちら(PDF)です。
上記情報にあるように、EMEA(欧州医薬品庁)のCHMP(医薬品委員会)に属するファーマコヴィジランス諮問委員会(Pharmacovigilance Working Party:PhVWP)では毎月、EUにおける医薬品安全性監視(ファーマコヴィジランス)について会合を行っているのですが、今後社会に対するPhVWPの透明性を高めるため、安全性情報や議論の現状についての情報を、“PhVWP Monthly Report”として発行することになったとのことです。
国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部でも必要に応じて紹介するとのことですが、私の方でも定期的にチェックしていきたいと思います。
Human Medicines – Pharmacovigilance Working Party monthly reports(EMEA)
http://www.emea.europa.eu/htms/human/phv/reports.htm
関連情報:TOPICS
2009.10.08 6歳未満に風邪薬・咳止め薬は与えられるべきではない(NZ)
2009年11月16日 13:27 投稿